〈イソップ物語〉観劇記録 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
自分の予習復習用につき、かなりの偏りあり
(注意: 目標はネタバレ100%)
メモ付き写真アルバムとしても使用中

11/21

ひとしきり冬の寒さが続いた後、晴れて暖かい光化門。一度握手してみたい世宗大王もいらっしゃる。



光化門と言えばここしかない。(いや、そんなことはないが。)


本日の目的は〈イソップ物語〉特別公演。


11/2に突然開幕の記事が出て、公式発表は翌日の11/3。チケティングが11/7。上演期間は11/16〜11/22。


普通なら、急に言われてもアセアセびっくりマークとなるところだが、幸運にも予定していた滞在期間と重なっている。ありがとう、ありがとう笑い泣き


まずはこのキャスト。


さらに言えば、こちら。

私が知る限り、昨年12月に〈スリルミー〉が終了して以来ほぼ1年ぶりの舞台のファン・フィ。


この作品に限ってはあのチョン・ソンウより好きだった初演のティモス。ありがとう、ありがとう笑い泣き


劇場は世宗文化会館のMシアターだ。舞台が広くなるので散漫にならないか心配したが杞憂だった。


冒頭は舞台全体を覆う紗幕。影絵の帆船が光の波をまき散らしながら紗幕の海を横切っていくと、物語を語る声が聞こえてくる。海が星空に変わり、初演と同じように登場人物が影絵のように動く。


シーンによっては舞台上方からいくつもの照明が降りてきて、星のように、ランプのように輝く。


目に見えるもの

聞こえる声が美しくて涙が出て

楽しくて涙が出て

辛くて涙が出て


とにかくずっと、この上なく幸福で

涙が出た。


俳優たちもそれぞれ経験者なので、更に深まった演技で絶好調に見えた。


特にウィスパー(大地)のホン・ナヨンが、〈クロイ〉のオキを演じた人とは思えない、まさに大地のように落ち着いて慈愛に満ちた姿を見せてくれた。

加えて主演のカップルがフレッシュで可愛い。夢のようでうっとり。

童話のように愛らしく展開する中で、青年となったティモスの一言にドキッ飛び出すハートとしたりもする。

「ダナエは知らないんだな。僕がどれほど大人になったのか」



タイトルで誤解されるかもしれないが、これは「イソップ物語」を作り伝えてきた普通の人々と、数千年の時間を超えて旅をする「物語」の物語。


ストーリー、音楽、演出、照明…

韓国創作ミュージカル最高峰レベルの作品だと思う。

“The Best of the Best” !



応援を頼んだ友人が2列目を取ってくれた。世宗Mシアターの2列目は段差が無いので視野が心配という話をしてたが、ほぼ問題無かった。


イソップは元々中央が一段高い上に、更に一段加えられていたし、ここぞ!というときは箱の上に立ったりするのでストレスは全く無し。とにかく近い。ありがとう笑い泣き


強いて言えば床面が見えないのと、寝たふりの兵士達が見えないくらい。




11/22


本日はあえて2階最前列。


2階から見る照明効果はやはり美しかった。

ギリシャの海を感じる。


しかし、ここも手すりの視野妨害が有名な席。それを踏まえてなのか、高くした舞台がかなり後方に作ってあり見えない部分はほぼ無し。手すりは何も遮らない(が、視界には入ってくる)。


全体は見えるものの、小劇場感覚からするとやはり遠い!(集中力を発揮すれば没頭はできるのだが)


思うに初演の忠武ブラックが最高だった。足踏みの振動がダイレクトに伝わってきて臨場感が凄かった。でも600席のMシアターがほぼ埋まってるから、半分のブラックじゃもう入りきれないか…




千穐楽の挨拶でテヒョン君が、心のやり取りさえできれば良いので、どんな入れ物でも成立する不思議な公演だと言っていた。


ツアーの幕開け公演で、終わりじゃないから悲しまないで、遠くても見にきてとヨンジョンさん。


僕も呼んで❗️とソクチュン。ツアーに入っていないってこと?まだ具体化してないってこと?しかしデカいな。



日本には売却済みとのこと。誠実に作って頂ければ良いものができるのではないかと。


日本でやる前に、本当に地方公演やるなら…津々浦々まで出かけるのにやぶさかではない。