〈アーモンド〉観劇記録 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
自分の予習復習用につき、かなりの偏りあり
(注意: 目標はネタバレ100%)
メモ付き写真アルバムとしても使用中

10/5

今シーズンの初回は初演トリオにしてみた。


初演ではでっかい構築物が動いてビルになったり、本屋の棚になったりと、大劇場(COEX)仕様だったので、


話の割に空間が広すぎて間延びする印象だった。


今回はセットが全く変わって、こじんまりして良い感じ。


大学路サイズになったのは喜ばしいけど、回転劇ではないし作風が大学路の中心路線ではないから集客に苦労し(て)そう。


大学路を支えているのはミューオタだとは思うけど、違う部族も増えないと多様な作品は成り立たないよなーと思ったりする。




11/18


10/20の中継を経て、メインの2人は中継と同じペア。一瞬キャンセルを迷ったが、映像と舞台は別物と思いキープした。


中継より全体的によく見えるのは当然としても、思った以上に、更に、ゴヌが良い!ファンジ・ゴヌが最強と思っていたので、肩を並べる俳優がいるとは思わなかった。


(もっとも、顔ポイントで評価2割増になってる自覚はある。後日彼のゴヌを見た知り合いも「顔が良いのは正義だ」と言っていた。私だけじゃないらしい。)


蝶のあたりから、その顔を歪ませて悪ぶっていると同時に苦しんでいる姿を見ると涙が出た。


しまいには、どんな顔をしていても涙が滲んできて、締まりの悪い蛇口のよう。ユンジェじゃないけど、ナンダコレ?何で顔が濡れてる?って感じ。笑い泣き


さて、舞台の方。こじんまりしたのは歓迎ながら、6歳の時、友達の父親に子供が死ぬかもと訴えるシーンや、事件の夜のシーンがもっと具体的だったので、そこは初演が懐かしい。


リヒョン・ユンジェは感情をカットした雰囲気で健闘していたけれども、感情と一緒に知性も引っ込んでしまい、違う障害もありそうに見えてしまったのが惜しい。


最後の方の、刺されたユンジェをゴヌが抱き抱えるハイライトシーン。誰かが、スペシャルカテコのその写真に「ピーター/ジェイスン逆転」と書き込んでいたので、どうしてもそれを思い出してしまい…困ったウシシ






11/28


最後はファンジ・ゴヌで終わる予定が、ユン・スンウに浮気してこの回に変更。


ジェイスンもそうだったが、外見は人並み以上なのに中身は大きな欠乏を抱えてる役が本当に似合う。技術的に言ったら足りない点はあるかもしれないけど、そんなの全然問題じゃない。今日も切なくて泣いた。


テユ・ユンジェは四男リヒョンを経て見ると凄さが際立つ。


テユ・ユンジェに無いのは感情だけで、逆に知性の高さを感じる。その他細かいディテールでわかりやすく表現してくれるのは確かだけど、もはや全てが溶け合ってユンジェそのもの。


ドラについて言えば、初演から続投のソンヨンミが良かった!と言って他のドラが悪かったわけじゃなく、ヨンミがうますぎ。初演よりパワーアップしてた。


後半「まだあるのか」なんて思いがちな〈アーモンド〉だが、全くダレずに最終シーンに突入したので、この回はレジェンドってやつだったのかも。


原作や関連書籍を読むのはミュージカルを詳しく理解したいためが多いのだけど、アーモンドはゆっくり文章として噛み締めてみたくなった。それで本を買ってこようと思ったが、忘れた。


ちなみに本系はアラジンの中古で探したりする。本の状態と値段、どの支店のどの棚にあるかまでネットでわかるので便利。


調べたら大学路店のFの棚に4冊あるらしい。上から何番目の棚かまで分かる。今度忘れずに行ってみよう。