10/6
最大の観劇理由は月曜日もやっているから。
パク・ヘナがいるくらいの意識しかなく見にきたが、思ったより知った顔がたくさんいて更に楽しい。
1幕は、まあ良いんじゃないの?な気分だった。にぎやかな群舞は楽しげだが、ストーリーに必要?などと思ってしまう。見せ所なのかもだけど。(大劇場不適合者にありがちな症状らしい。)
2幕は俄然面白くなって無心に見ていた。
ヘナ様の、ダニエルと知らず本心を切々と訴えるナンバーはさすがだ。1番の盛り上がり。
キャスト度外視のマチネとかで大劇場に行くと良く会うサンフンさんは、器用だから何でもこなす。ダニエルもお似合い。
声を変えるのも大変だと思うが、舞台上で何度も早変わりするので驚いた。衣装…と言うより「扮装」を作った人も凄いな。
思春期で父より大人の長女をソル・ガウンが好演。今年の〈長い長い夜〉から約半年。身長伸びた?
ダニエル兄のフランクが嘘をつくと声が大きくなる設定で、甥にあたるダニエルの息子クリスも同じなのが笑える。おチビちゃんながら、ダンスがキレキレだった。
フランク&その恋人にチェ・ホジュンとソ・ドンジン。おかしな人たちだけど善意に満ちていてほっこりする。
チ・ヘグンに似ている人がチョロチョロと色々な役をやっていると思ったら本人だった!
指揮はムンジョン監督。舞台上の俳優に引けを取らない人気だ。大きな拍手で客席が沸く。
ダニエルが恋敵になりそうなスチュアートにオレンジ?を投げつけて気付かれそうになると、「そこの変な女が投げたのを見た!動作からして怪しい!」とごまかして監督に罪を着せていた。
秋夕連休真っ只中の2階席は年配者や家族連れが多く、囁き合ったり、携帯の振動を慌てて止めたり、前後の席で物を受け渡したり、色々あったけど…舞台が賑やかなのでさほど気にならず。そんな舞台もあるのかと苦笑い。
色々あって最後に、子供の世話担当者としてダニエルが玄関から入ってきたら喜びの拍手が起きた。
ダニエルと子供達が抱き合う間、暖かい拍手が続く。
ナンバーがすごいとか、カーテンコールだとかじゃなくて、「そうなって良かったね」の拍手は珍しくないか?そんなことないか。〈マンマミーア〉とかでもありそう?
こんな舞台をのんびり見て過ごすのもたまには悪くない。
(またしても?)余計な事だが、ヘナ様を聞くなら〈マリーキュリー〉の方がガッツリ聞ける。