2幕も引き続きストーリー解説があると思ったら、あまりまとまっていなかったので、間違っているかもしれないが、覚えている部分を。
チョスンではまず閻魔大王の審判があり、極楽行きか地獄行きかが決定される。チョスンの鏡には生前の行いが映し出されるのでごまかしは効かない。
生前は高位の両班は、平民どもと一緒くたに扱われて不満いっぱい。自分の欲を満たすため不正の限りを尽くし、弱者を踏みにじって生きてきたので当然地獄行き。
チェスはその様子をゴンチャンと一緒に物陰から観察している。
すると、まだ死んでいない生者がチョスンに侵入していると報告が入りちょっとした騒ぎになる。
チェスは自分のことかと思い肝を冷やすが、父親の代わりに死神に着いてきた孝行息子が発見される。死ぬはずだった父親も慌てて跡を追ってくる。
本来ならば息子も罰を受けるのだが、親子の情愛と息子の誠実な生き方が評価され、お咎めなしで父と入れ替わりにイスンに戻される。
その他様々な場面を目にしたチェスはイスンに戻り、小説「ソルゴンチャン」を書き上げる。
小説は大人気を博すが、その内容が中宗の逆鱗に触れる。禁書とされた「ソルゴンチャン」は回収され燃やされる。
「ソルゴンチャン」を守り抜こうとして逮捕一歩手前のチェスに、ゴンチャンが語りかける。
「ソルゴンチャン」によって、人々の心には既にチョスンのことわりが根を下ろしている。だからもうあなたが守る必要はない。それに、誰かがこっそり日記に書き写しているかもしれませんよ?
チェスは素直に王命に従い、故郷で静かに余生を過ごす。
先生の語る「幽霊話」にすっかり心を奪われた学生たち。書き記された歴史をどう読むかは生きている自分たちの責任であり、歴史は過去の過ぎ去った話ではなく、今を生きる自分たちにも大きな関わりがあるのを悟る。
金曜マチネがあるので助かる。明るく弾ける作風で、楽しいのや迫力あるナンバーもたくさんあるのに、まともな音源が少ないのが残念。
チョスンの門が開くシーン、舞台だとなかなかの迫力で、うぉーっとなる。