公式資料 & ナンバー〈デカブリ〉 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
自分の予習復習用につき、かなりの偏りあり
(注意: 目標はネタバレ100%)
メモ付き写真アルバムとしても使用中

19世紀のロシア



ミュージカル「デカブリ」は

「デカブリストの乱」より10年後の

ロシア帝国の首都

サンクトペテルブルクを背景にする


19世紀、ロシアは農労制が深化し
専制政治が強化された時期だった
この不当さに対抗した
デカブリストの乱が失敗に終わると
権力は思想と言論をさらに抑圧し
苛酷な検閲の時代を開いた



#1. 杭とロシアの農奴

19世紀ロシアは貴族と農奴に

徹底的に二分された社会

全体人口の60%に達する農奴らは

地主貴族の搾取と

莫大な国税負担に苦しめられた


 18世紀、ピョートル大帝は近代化を名目に
ネバ川河口の沼地に新しい首都
サンクトペテルブルクを建設したが
数多くの農奴が強制的に徴集され
苛酷な労働の末に命を失い
この都市は後日
「人間杭の上に建てられた都市」
呼ばれるようになった



#2. デカブリストの乱

ロシアの知識人たちは

非人間的な農奴制度に強い反感を持ち

欧州の自由主義思想に影響を受けて

共和政の実現を夢見た


これに対し青年将校たちを中心に
1825年12月14日ニコライ1世の即位式の日に
武力デモを行ったが
皇帝の軍隊によってたった一日で鎮圧された
指導者たちは処刑されたりシベリアに流刑され
その後ニコライ1世は
自由主義運動を徹底的に抑圧し
革命弾圧と検閲をさらに強化していった



#3. 文学に対する検閲

ニコライ1世は国家を巨大な兵営のように作り上げ

直属の秘密警察組織「第3部」を通じて

思想を徹底的に統制した 


 そのうち5課は文書検閲を担当し
花を咲かせたばかりのロシア文学を弾圧し
プーシキンをはじめとする多くの作家が
検閲·流刑·拘禁の対象となった
それでも文学は
知識人と市民に絶えず響きを与え
結局農奴制は
彼の後継者アレクサンドル2世によって
1861年、完全に廃止された



凍りついた都市

모두 같은 옷을 입고

誰もが同じ服を着て

같은 표정을 짓고 있지만

同じ表情をしているが

정말 같은 생각을 하고 있는지

本当に同じことを考えているのか

아무도 믿을 수 없어

誰も信じられない


국경 너머 혁명의 이야기를 들은 건 아닌지

国境を越えて革命の話を聞いたのではないのか

새로운 세상을 꿈 꾸고 있는 건 아닌지

新しい世界を夢見ているのではないのか


얼어붙은 도시

凍りついた都市

모든 이를 의심하고

すべての人を疑って

모든 걸 검열하네

すべてを検閲する

예외는 없어

例外はない

차르의 의심을 피할 수 있는 사람

ツァー(皇帝)の疑いを避けられる人


이쪽 아니면 저쪽

こちら側か あちら側か

결백 아니면 불온

潔白 違うなら不穏

충성 아니면 반역

忠誠 違うなら反逆

중간은 없어 정확히 말 해

中間はない 正確に言え

너는 어느쪽인지

お前はどちらなのか


너는 어느 쪽인지

お前はどちらなのか

정확히 말해

正確に言え


얼어붙은 도시

凍りついた都市

모든 이를 의심하고

すべての人を疑って

모든 걸 검열하네

すべてを検閲する

예외는 없어

例外はない

차르의 의심을 피할 수 있는 사람

ツァー(皇帝)の疑いを避けられる人


이쪽 아니면 저쪽

こちら側か あちら側か

결백 아니면 불온

潔白 違うなら不穏

충성 아니면 반역

忠誠 違うなら反逆

중간은 없어 정확히 말 해

中間はない 正確に言え

너는 어느쪽인지

お前はどちらなのか



淡い光

도시의 첨탑이 메마른 아버지를 찌르진 않았을까

都市の尖塔が干からびた父を刺したのではないか

아버지도 나처럼 홀로 외로웠을까

父も私のように孤独で寂しかったのだろうか

외투도 없이 시린땅 위를 어떻게 서 있었을까

外套もなしに冷たい地面の上に

どうやって立っていたのだろうか

청년은 아버지의 마지막 시간들을 의심하게 되었다

その若者は父親の最後の時間を疑った


눈물 자국이 닮은 얼굴들이

涙の跡が似ている顔が

가슴에 새겨져

胸に刻まれ

외로움먼이 허락됐던 삶에

寂しさだけが許された人生に

옅은 빛을 처음 본 저 눈동자

淡い光を初めて見たあの瞳

두려움만 가득했던

恐れだけがいっぱいだった

내가 이토록 부끄럽게

私がこんなに恥ずかしく


또다시 시작된 비명소리에 청년는 귀를 막았다

また始まった悲鳴に青年は耳をふさいだ

주위를 둘러보고 소리쳐 보았지만

周りを見回して叫んでみたが

귀를 막아도 사라지지 않는 그 비명소리는 뭘까

耳をふさいでも消えない その悲鳴は何だろう


이 거짓말 같은 얼굴들이

この嘘みたいな顔が

가슴에 새겨져

胸に刻まれ

외로움조차 없던 어둔 방에

寂しささえなかった暗い部屋に

옅은 빛을 비추는 저 눈동자

淡い光を映すあの瞳


여기 이렇게 서 있는

ここにこうやって立っている

내가 이토록 일렁이게

私がこんなにふらふらと



例外はない

자비는 없어

慈悲はない

얼마나 함께 했든

どれほど一緒にいても

얼마나 마음을 줬든

どんなに心を許しても

질서를 거스르는 존재들에겐

秩序に逆らう存在たちには


예외는 없어

例外はない

제자릴 벗어난 자

居場所を離れた者

경계를 넘어서려 한 자

境界を越えようとする者

누구도 예외 없이

誰の例外もなく

총구를 겨눠야 해

銃口を向けなければならない


언제부터 함께 한 걸까

いつから一緒に居たろうか

어디까지 손을 잡은 걸까

どこまで手をつないだんだろう

상상도 못 했던 네 목소리

想像もできなかった君の声


지켜야 할 기밀을 흘리고

守るべき機密を漏らして

그의 반역 눈감아준 너

彼の反逆に目をつぶった君

냉정함 조차

冷酷ささえ

끔찍한 거짓이었나

ひどいうそだったのか


변한 건 없어

何も変わっていない

넌 입 다물고 눈 감아

お前は黙って目をつぶれ

이제는 내가 정리해

これからは私が整理して

모든 건 제자리로

すべては元の場所に

돌아갈 테니까 

帰るから






(自分用覚書)

ウィーン体制 1815〜1848
ナポレオン後、絶対王政を復活させたヨーロッパ19世紀前半の反動的国際体制。

デカブリの乱 1825 

ニコライ1世(在位1825-55年)
ウィーン体制を支える。自由主義や民族主義に対する保守反動体制の一翼として期待され、1848年革命がヨーロッパ各国で勃発すると、オーストリアやポーランドでの革命運動を鎮圧し「ヨーロッパの憲兵」と呼ばれた。

アレクサンドル2世(在位1855~81年)
クリミア戦争の敗北を受けて、近代化によりロシアの国力回復を図る。農奴制を廃止(1861)

エリザベート (在位1854~98年)
1867 オーストリア=ハンガリー帝国


1847 「猟人日記」(ツルゲーネフ)
1860 「初恋」発表(ツルゲーネフ)
ミュージカル〈赤い庭園〉の設定は1830年

1875 「アンナ・カレーニナ」連載開始、設定は1870年代(トルストイ)