(まずはジンミョンとギョンシンが詩を詠むがイマイチだ。一方、チェ・ユンの詩は誰もが唸る出来栄え。)
M2. 雲破月來 운파월래 (チェユン)
朝鮮建国以来の天才
「ソンビはソンビである前に
人として人らしくなければならない」
밤하늘 서리구름 어찌 달 가리는가
夜空の霜雲 どうして月を覆うのか
내 님 잠드신 곳 그림자 져 추우실라
君の眠る処 影を落として 寒いだろう
못 간 걸음 대신 달빛에 이 마음 띄운다
行けなかった歩みの代わり
月明かりにこの心を浮かせよう
(ヨンウンは興にのって、作れなければどこかで聞いた詩でも構わないと言い、奴婢のチョにも詠めと命じる。)
M3. 天下爲公 천하위공 (チョ)
文才に優れたヨンウンの聡明な下男
「どうして奴婢と
友達になろうとなさるんですか?」
주인 없는 하늘을 내 것이라 말하랴
主人なき天を 我がものと言えようか
흘러가는 강물에 어찌 이름 새기랴
流れる川に いかに名を刻むのか
만물에 주인 없음을 사람들만 몰랐더라
万物に主人のなきことを
人々だけが知らなかった
人々だけが知らなかった
(詩を聞いたギョンシンは激怒する。それはかつて逆賊のキル・サンボンが詠んだ詩だったからだ。チョは市場で子供たちが歌っていたのを聞いただけと弁明する。
ヨンウンは逆賊がまだ残っているか、もしかすると噂通りにキル・サンボンが戻ってきたのかもしれないと言う。
サンボンは死んだはず、と怯えるジンミョンに、当時捕まり拷問された者は誰もがキル・サンボンと自白したのだから、誰も彼もがキル・サンボンなのだと言うユン。
その場を収めたヨンウンはチョをユンに託し、ソンビたちは去る。1人残り、詩を詠むヨンウン。)
M4.朝雲 조운 (キム・ヨンウン)
複雑でめまぐるしい世界で
ただ遊ぶのを好む等々会の首長
「この席にみんな集まったから
これがどうして嬉しくなかろうか?」
달밤 수놓던 산마루 저 구름아
月の夜 刺繍を施した山の頂 あの雲よ
바람 분다 어디로 가는가
風が吹く どこへ行くのか
어둔 하늘 품었던 저 구름아
暗い天を抱いた あの雲よ
동이 튼다 무엇을 하려는가
夜が明ける
何をしようとしているのか
차갑게 눈을 내리려나
冷たく雪を降らすか
한낮에 비를 뿌릴테냐
真昼に雨を降らすか
매섭게 서리를 치려나,
激しく霜を頂くか
아니면 봄바람을 불러 올테냐
さもなければ春風を招くか
이제 더 위로 오르거라
これからもっと上に登れ
원 없이 올라 보거라
思いっきり登ってみよ
구름 품은 새벽녘 저 하늘아 내 어찌할지
雲を抱く夜明け あの空よ どうなるか
내가, 지켜보겠다
私が 見守ろう