演劇〈ロミオとジュリ〉あらすじ&観劇記録 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

どこが「ロミオとジュリエット」なんだ?と思っていたけど、家同士の不仲に代わるのが両極端のような2人の境遇の違いなんだろうか?

 

ふとしたキッカケで出会った2人。ジュリは物理学でケンブリッジ大学に合格するような才媛。普通の両親はそんな娘を応援するために頑張って働いている。

 

ロミオはろくに学校に行かなかったので字も読めない18歳。アル中の母はそんな息子を放置していた。

 

しかも彼はワンナイトの相手が妊娠し産まれた赤ん坊のニアムを育てている。最初1人で育てると言っていた相手が現実に直面して養子に出そうとしたため引き取ったのだ。

 

ロミオの母は愛情が無いわけじゃなく、実は孫も可愛いのだが、子供に子供は育てられないと心を鬼にして育児は手伝わない。疲れ果てたロミオはニアムを養子に出すことを受け入れる。だが、最後に1回のつもりで抱き上げたらどうしても離せなくなってしまう。

 

ジュリは生みの母が2歳の頃に亡くなり、父親は1人で幼児を育てるのに大変苦労したらしい。最初はそれでロミオに特別な感情を持ったのかもしれない。

 

母さんはアル中なんだ、と何でもないように話すロミオ。ジュリは死んだ母親の事は何も覚えていないし、現在の母は100%母親だと思っていると言いながらも、複雑な思いをのぞかせる。こんな話を口に出したのは初めてのことだ。

 

とても賢くてユニークなジュリに惹かれるロミオと、何でも打ち明けられるロミオに惹かれるジュリ。ロミオだけでなく赤ん坊のニアムも愛するようになる。

 

ジュリは大学入学直前にロミオの子供を宿してしまうと、悩んだ末ロミオと家族になる決心をする。A+を3つ要求するケンブリッジではなく、C2つで入学できる地元の大学に行く事にするが、ロミオには物理学はどこでも同じと説明する。地元で同じような選択肢があるのを喜ぶロミオ。

 

ジュリは両親に学業と両立させながら子供を産むつもりだと打ち明けるが、現実を知れと家を追い出されてしまう。

 

ロミオの母親は彼女を自分の家に受け入れる。ジュリはA+を取るため勉強を続けようとするが、環境の整わない家で赤ん坊と一緒の生活に疲弊していく。家で一度だけ勉強させて欲しいと父に頼むが、自分の選択に責任を持てと断られる。そして聞かれる。なぜ今でもA+を目指すのか?

 

壊れていくジュリを感じるロミオは地元の大学に行き、ケンブリッジとは全くレベルが違うことを知る。ジュリが自分と赤ん坊のために夢を諦めたことも。

 

衝撃を受けたロミオは同じだなんて嘘だったとジュリに怒りをぶつけ、それが本当に望んだ選択だったのかと尋ねる。本当に子供を産みたいのか?

 

そうだと答えるジュリ。それなら自分と別れても子供を産むのか?とロミオ。産む、と答えるジュリ。

 

それなら別れよう。別れて一人で産んで育てろ、僕のように、と突き放すロミオ。もちろん自分の気持ちとは正反対の言葉だが、ジュリにとってケンブリッジに行き心置きなく勉強するのがベストだと思うからこそだ。

 

迷った末に元の自分に戻る決心をするジュリ。母親が語りかける。自分の人生の責任を取るのはおぞましい事でしょう?でも、もっとおぞましいのは責任を取らないことよ。

 

娘をたぶらかした挙句に捨てたと怒るジュリの父親がロミオを罵倒しに来る。じっと耐えるがついに言い返すロミオ。

 

「僕がジュリを愛しているのは知っているでしょう?文句があるなら今電話して、戻ってこいと言いましょうか?」

 

その勢いに押された父親が言う。「お前がいない方が娘のためなんだ!」

 

「その通りです!僕がいない方が彼女のためなんだ!」肩を震わせて座り込み悲しみを堪えるロミオを見ていた父親は、おずおずと励ますようにロミオの肩に手を伸ばしてから静かに去る。

 

数ヶ月後、ケンブリッジに発つ日。ロミオに別れを告げにきたジュリ。大学に通いながら休暇のたびに帰ってくれば、一年の半分以上は一緒にいられるとすがる。ロミオは彼女を諭す。

 

「君は君の話を全部理解できる人たちと友達になり、パーティにも行きたくなるだろう。でもここに戻っては来るかもしれない。約束したから。そして僕は君の目の中に無理しているのが見えてしまうだろう。

 

2歳の頃亡くなったお母さんのことは何とも思っていないと言うけど、そうじゃない。きっとお母さんを探して泣いたはずだ。お父さんは君が泣き疲れて眠りつくまで優しくトントンと叩いたりしたかもしれない。それしか、できることはないから。いつか君がお母さんを探さなくなるまで。

 

君が居なくなればニアムも君を探して泣くだろう。今では君のことを愛しているから。でもだんだん君がいないのに慣れていく。また休暇で君が戻って来ると君を愛することに慣れ、そして休暇の後はまた探して泣くだろう。休暇のたびに繰り返し泣くんだ。結局君がここに戻ってこなくなるまで。君もニアムを愛しているのに、そんな思いをさせたいのか?」

 

それでも10年後に自分が戻って来るのを信じて欲しいと言うジュリ。そうでなければ自分はここを去れないから。

 

ロミは少し考えてから優しい嘘をつく。「10年後には一緒に山に登って空いっぱいの星を見よう。君が話していた銀河も。」

 

ジュリは最後にニアムを抱こうとするが、離せなくなる自分を予想して、抱かずに去る。

 
ロミオはニアムを抱き、去っていったジュリに星のように輝いてくれと願う。
 

 

1/18 

どんなもんだか、恐る恐る観覧した結果…

 

面白かった!

全く違う人生を生きていた男の子と女の子が出会って、それぞれの世界が変わるくらいの恋をして、でも現実はロマンチックばかりには進まなくて、その時2人はどうなるのか、どうするのか?

飽きる間がなくストーリが進んでいくラブストーリー。

主演俳優のファンなら余計に見るべき❗️

 

 

2/4 

 

つい先日まで「へうんあ〜」「オキや〜」と呼び合っていた2人。〈クロイ〉の記憶から抜けきれなくて、最初ちょっと雑念が湧いてしまった。

 

普通の女の子のナヒョンちゃん初めてかもなーとか考えてるうちに、等身大の彼女の気持ちにぐいぐい惹きつけられて、切なくて涙がポロポロ。

 

歌わなくても吸引力の凄いこと!すっごい演技力だ。

(もちろん次男も切ないが!)

 

 

2/11 

 

2日前の〈夏物語〉に続いてまたこのペア。しかも18歳の素朴な…少年?青年?のホン・スンアン。

 

元々老けて見えがちな彼が18歳てのがちょっと。ラブシーンも猪突猛進な若者よりは、エロい感じ。(それはそれで意外だけど。)

 

最近ホン・スンアンを摂取しすぎな気がする。

 

ジュリは凄く良い!

 

この日はYES24とYouTubeチャンネルの恵化的公演生活(혜화로운공연생활)主催のグレイコン。チケット代は半額なのにお土産付きで、舞台挨拶、質問コーナー、フォトタイム、福引(MD、3万wと5万wのクーポン、プログラムブック)あり。もちろん何も当たらなかった。

 

俳優たちが好きなセリフやシーンとその理由を話してくれるので、グッと理解が増す感じ。

 

 

2/12 

引き続きグレイコン。またしても当たらず。

舞台挨拶では前日と同じ質問だった。

 

ウヨンジュリが感情から抜けきれないらしく、何かを言葉にしようとすると泣いてしまって、順番を最後にしてもらっていた。

 

イボトン(こんなに普通の)のヨヌべうも似たことがあったけど、感情に深く深く沈んで演じているんだなぁ。

 

フィ・ロミは少年味があって自然。

 

ロミはおバカと思われているけど、ジュリにとって何が1番必要なのか、感情に曇らされずに判断できるし、それを実行する勇気もあると思う。

 

正論を言えば、そもそも結果を考えて行動するのが何より賢いのだけどね。

 

ジュリが言う。同じ街に何年も住んでいて、なぜ今出会って、恋をして、妊娠したんだろう。10年後だったら祝福されて幸せになれるだろうに、なぜ今だとダメなのか。

 

悲しいのは分かるけど、妊娠しても産んで育てる力がないなら、妊娠するようなことをしちゃいけないのだよ、お嬢さん。

 

そして毎回引っかかるのは、堕胎が正しい選択なのか決心がつかないジュリにお母さんがいう言葉。「子供はいつでも産める。今じゃなくても。」

既に命として存在している胎児の人生はどうしてくれるんだ?

 

毎度思うけど、誰もが正しい行いをする世界だったら、劇的ストーリーの大部分は生まれないかも。

 

 

2/20

前回と全く同じキャストなので、グレイコンを追加した時点でキャンセルしようかと思ったがキープした。

 

なぜなら5回見ると、スペシャルストーリーブックが貰えるから。オマケの威力は絶大だ。

 

未公開写真やセリフで構成されていて、一部のセリフはQRコードを読み取ると俳優の声で聞けるらしい。

 

ロビーにあった飾り。


 


 

これ見ていなかったショボーン