(14:20〜17:30)
ヘルメス:そのメロディーはどこから?
オルフェウス:わからない。ただ浮かんだんだ。まるでずっと知っていた歌みたいに。
知っていたよ。とても古い歌だ。ずっと昔の愛の歌。だが、聞いたのはとても久しぶりだ。
このメロディーを聞いたことがあるの?
もちろんだとも。
もっと話して。
前に一度話したのを覚えているかい?神々の話。
どの神々?
ハデスとペルセポネ。彼らの愛が世界をどう変えたのか覚えているかい?
ああ、思い出したよ。でもずっと前だから…。
でも話してみるかい?
影と夜の神
ハデスは地下の主人
しかし彼は草原を散歩する
美しい女性と恋に落ちた
美しいペルセポネ
太陽を浴びて花を摘んでいた彼女を
暗闇の家に連れ帰り
妻にした
太陽はもう誰にも輝かなかった
続けて
2人は愛し合い幸福だった
でも、もう花は咲かなかった
それでハデスは1年を分け
半分は地下で彼女と暮らし
半分は光の中を歩けるようにした
太陽は2倍に明るく輝き
季節がそうして生まれた
その移り変わりの中で
種は実り 人々は暮らし
鳥は飛んで行った
ラララ ララララ
神々が愛の歌を歌い
世界も一緒に歌ったが
それはずっと昔の話