〈蜘蛛女のキス〉に始まり、今期は演劇、しかも「どう受け止め、どう理解する?」と迫られるような〈M.バタフライ〉や〈R & J〉などが多かった。愛に溢れるファンの感想を読むとあまりに深くて、それに倣った深さで観なきゃいけない圧迫感を感じたりもしたのだが、評論家じゃないんで適当にオープンマインドで見ればいいんじゃないかと思い直し、なのでこれから続く演劇作品の観覧メモはいつも以上に行き当たりばったりでまとまりが無いと思われます。この文章も長ったらしいな。
3月30日
イバン役のキム・ジチョルさんが〈狂炎ソナタ〉合流のため早ぬけすると言う。のんびりしていたのにこの日がラストチャンスだったので長男ナンソルをキャンセルしてねじ込んだ!
3人とも歳だけはとってるから難しげなこと言ってるけど、基本子供の口げんかの応酬、時には追いかけっこって感じでとても面白かった。子供と言っても決して女の子じゃなく、男の子!
すかしたテファ君、ユドンさんの若干の嫌味さ、そこに挟まる飄々としたジチョルさん、魅力的だった。
聞き逃してる所も多いので再確認したいし、何より他の俳優さんだったらどんな演技するのか興味津々でリピしたくなる。(しますけどね)
4月27日
ジェウンさんは〈ロビン〉や〈容疑者X〉のようにひたむきに尽くす役が印象に残っているので、セルジュが新鮮に見える。途中で客席の誰かがくしゃみをしてしまったら、今くしゃみしてる場合か?!って感じで睨みつけたりするから、一種イマーシブみたいな、舞台と客席の一体感がとても楽しい。
ジェボムさんのマークは相当嫌な奴じゃないかと期待していたら、皮肉っぽさではなくて理詰めな感じだったかな。
ちなみに、ジョンボクさんが2人に挟まれてにーっこりするのが可愛くて最高!(蜘蛛女では全然違ったはず。あちらも見てみたかった!)
とにかく芸達者軍団。爆笑だった。あまりに自由でどこまで行っちゃうの?と心配するけど、ちゃんと台本に戻っては来るからストーリー通りに進行する。当たり前か。
まるでどう転ぶか分からない即興劇を見てるみたいだった。何度見ても面白そう。
上演されるたびに1~2度見に行きたい作品だ。