(一番下に⑤と⑥を追加してます)
① 12/24
美しい
一編の詩 あるいは神話
魔法のような舞台
은빛의 하늘 억새가 물결처럼 흔들리는
하늘 들판 그 위로
銀色の 天のススキが波のように揺れる
空の野原の上を
私たちは走っています
(歌詞が描く情景も素敵)
今やジョバンニは良く知った子なので、「行って来たら話を聞かせてよ」とちょっとうつむく時の気持ちとかわかる気がして、最初から。
カンパネルラがエネルギー溢れすぎでうるさい!と思うくらいの楽しさ。対極にあるパパの悲しみと愛が更に深まっていて切ない。
2人ともこの24日が2回目だが、初演からの続投だから完成度が高い。〈銀河鉄道の夜〉おかえり、待ってたよ。
② 12/25
コロナ中の新作なので馴染みがないと思うけど、観たとしても映像だと思うけど…
もうね…
とにかくまず銀河鉄道を観てください。
他の作品は観なくていい!
それくらい言い切ってしまいたい!
今日もオリジナルキャストなので、アドリブをかますのも阿吽の呼吸。ギャハギャハ笑って油断しているとギュッとつかまれる。
リバンニがキラキラ目で想像の世界を見始めた瞬間から、かわいいかわいいと30回くらいリピートしたのは個人の好みの問題ではあるが。
冒頭、宇宙(=光、希望かな?)に手を伸ばそうとするジョバンニだけど、タールのような暗闇がそれを包み込んでしまう。視力を失うのは物理的な光の喪失だけど、まるで闇がジョバンニの心をも包み込んでいくかのよう。
想像の旅を続けるうちに少しづつ心の中に光と色彩が広がるんだけど…向き合いたくないものまで見えてきてしまう…のかな?
でも避けていたらずっと闇の中にいるしかない。ジョバンニも本当は幸せになりたいのだから。1人では乗り越えられなくても、誰かの愛情と応援があれば…。〈ムーンストーリー〉に通じる癒し。
単に美しい舞台と音楽、ハーモニー、流れる感情に触れるだけでも元は取れるんじゃないだろか。だから見て!他の作品は観なくていいから…と、振り出しに戻る。
このマチネの後、夜に別劇場、別作品のチケットブースにいたら、当日券窓口に並んでる女の子が、
「난 은밤 보고 싶어〜(私「銀夜」観たいのよ〜)」と友人に言っていた。
遠慮せずに、ぜひ!
「銀」河鉄道の「夜」を観ないのは、人生の損失だからね。
以下は見え方の覚書。
1回目と2回目観覧の温度差の原因を考えると、決定打は席の位置だと思う。
24日はE列サイドの通路席で、視野妨害なく全部見えたけど、角度がありすぎて照明効果が俳優の演技とズレ気味。客席前方まで使う照明を楽しめないし、大きくなった舞台を囲むヨーロッパの駅みたいな枠組みがよく見えない、など。
25日のK列だとそれが全部見えて、とても良かった。
せめてF列あたりから、サイドならもう少し後ろが良さそう。
③ 12/31
うううやっとこの日が…
〈スモーク〉超みたいに男性的でカリスマありがちな役が1番素敵だと思っているけど、ジョンウォン・ジョバンニはまた格別
カンパネルラと楽しく過ごしてるジョバンニが、あどけなく(あどけなくですよ!)笑うと目がなくなって、久々に「可愛い」パク・ジョンウォン!
ここが物語のポイントって所を際立たせるディテールを観ていると、本当に的確な演技力と言うか、分析力/技術力と言うか、頭良いよねってなる。
それにしても、チャホン・カンパネルラが相変わらずヤカマシ過ぎる
テンション出力1~2割減でお願いしたい。
だから後半との対比が鮮やかとも言えるけど。
(1) ジョバンニの心という銀河を旅しているから、先に進めば進むほど深層意識に向き合うことになる説
(ジョバンニが抱え込んでいる、ザネリの姿をした「あれ」)
(2) 諸々を経験して乗り越えたジョバンニが誰かの光になるために書いた物語説
(どこまで事実に近いのかは観てる側の自由で)
解釈は諸々あるとしても、なーんにも考えずに見るのもまたよし。
④ 2/1
この空間でこの時間を過ごせることが
しみじみ幸福。
2人の声の響きあいがことのほか美しい
愛・癒し・希望
これでいきましょう!
カンパネルラ→ コナー・マーフィー
大劇場もがんばれ
⑤ 2/12 ⑥ 2/27
⑤ 2/12
うううㅠㅠㅠㅠ
어떻게 이렇게까지 좋을 수가 있어?!!!
もう…本当に良かった。
今日は特に少年味が強いジョバンニ。(超が抜けた?) 相変わらず案内メントからドタバタとやかましいチャホン君だが、今日はジョバンニとのバランスが良くて、毎日一緒に遊んでいた仲良しの雰囲気がとても愛らしい。
爆笑の前半に対して胸に迫る後半。こんだけ見てまだこんなに泣けるとは。
演じてる2人も会心の出来だったのかもしれない。
最後暗転してカテコが始まる時は2人並んで前を向いて座っているのが常だと思うが、明るくなったら2人抱き合ってた。
⑥ 2/27
ついに最後の〈銀河鉄道の夜〉
ソホマッコンに滑り込んだ。リーディングでジョバンニをやったそう。成熟味を感じる今となっては確かにカンパネラの方が似合うかも。どんなカンパネラか楽しみにしていたら…
何に驚くって、ソホカンパネラの案内メントが普通に真面目にサラッと終わったこと。
ドタバタ足音から始まり、奇声、ジョークでいっぱいのチャホン君メントに慣れた身にはカルチャーショック。
本編最初の登場は穏やかで優しい雰囲気。終盤の雰囲気をあえてちょい見せしたんだろうか?
ジョバンニの杖が足の間を確認しながら上がってくるとカンパネラが(男の子だから)身の危険を感じて、慌てる場面。ノーリアクションなものだから、ジョバンニ役がちょっと戸惑って見えた。
大きく分けるとサンユン的カンパネラ組?(キャピキャピでない)
スンウ/チャホン組だと、子犬がじゃれあうかのように、にぎやかにふざけるやり取りがとても楽しくて、かつてのジョバンニにはこんな姿もあったのだと思えて好きなんだけど…。
やはり、初演/アンコール/再演と息を合わせてきたペアとは違うのか?
列車に乗り込んでからは、弾ける感じになった上に、独自のアドリブで、彼独特のカンパネラを造ったのかって気もした。
発掘作業員設定の客席に、「お金もらって働いてるんだからちゃんとやれ、お金払って何か見に来てるつもりか?」って。払って見に来てるんですけど。
ジョバンニはますます少年ぽく、ますますウジウジして、ぶつぶつ話す声もくぐもりがち。
でも想像の世界ではキラッキラ💖
ジョバンニの喜怒哀楽の振り幅(瑞々しい感情)と、カンパネラの振り幅が微妙に合わなくて、
んー、やっぱりソホ君、2人劇だから尚更、繊細な演技頑張れ!ってなる。