2024年6月に終わる作品 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
想像と創造だらけの翻訳
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

5月終了分はこちら。


If I Were You 3/12〜6/1

1945年の京城。

小説作家のスヒョンは、実際の殺人事件をモチーフにした12編の連作小説を執筆中だが、止まらない酷評でスランプに陥っている。

そんなある日、作家志望のイノがやってくる。スヒョンのようになりたいと言うイノ。イノはスヒョンに自分のアイデアを使って小説を書くことを勧める。

イノとスヒョン、各自が夢見る完璧な小説のために。

渇望していたものを得る機会を前に、生涯の全てをかけた二人だけの演劇が始まる。(抜粋)

    

「でも、いくら探しても

なかったんです。痕跡が。

小説の中の11か所の事件現場に
行ってきました。

確かに先生は全ての事件は

痕跡を残すと言っていましたが、

どこにもありませんでした。

本当に変ですよね?

そこには被害者がいるだけで、
それで訪ねてきました。

「面白いね。この手紙をまた見るとは」

「先生みたいになりたいです」

いかにも往年の大学路作品ぽいが今回が初演。〈フィクション〉を思い出すけれども、似通ったものをやるはずはないので、どんなサスペンスなのだろう? 

 

 

 

ブロンテ 3/4〜6/2

詳しくは前シーズンの様子で。

 

 

ナンソル 3/12〜6/2

光海君10年、仁人前都城内に凶書を付けて民を扇動し、逆徒の群れと謀反を図ったという罪で連れてこられたホギュンが拷問を受ける。

激しい拷問にも罪を認めないホギュン、むしろ自分を謀った群れに向かって逆賊だと叱る。

しかし、一緒に連れてこられた人たちが拷問の末に偽証し、ホギュンを彼らの頭として指名する。

処刑前夜、拷問で精神が朦朧としたホギュンに、姉のホ・チョヒと自分に詩を教えてくれた師匠イ・ダルが訪れる。

ホギュンはイ・ダルを見ると獣のように泣き叫んで、ずいぶん前に彼らが去った理由を尋ねる。

すると、イ・ダルは3人が共にいた夜と、彼らが大切に愛していた詩人ホ・チョヒを思い出す。

 

昨年のウェルカム大学路で字幕付きの配信があったけれども、配信に集中できない体質のためまだらに観て終わった作品。しかも現時点では韓国Yes24の単独販売なので、リストアップする意味がない…のにあげたのは、長男が出ているから。キャスト全体人気者で固めている。現在はグローバル販売あり。

 

 

ミスト 3/12〜6/2

地図から朝鮮も大韓帝国も消えた日本植民地時代。

冷たい春雨が降る夜遅く、京城の明治亭通り。マルビルにヘインとウヨンがやってくる。そして彼らの前に現れたアキラ。

深い霧に覆われた時代、それぞれの道に立っていた4人の隠密な縁から話は始まる。(2020年版)

ナ・ヘイン役:キム・リョウォン、イ・ジョンファ、チョン・ウヨン

アキラ役:キム・ジョング、ジョンミン、ユ・スンヒョン

イソン役:ソン・ハングク、パク・チュニ、キム・チャンジョン


4年ぶりのカムバックを知らせたが、登場人物が4人から3人になり、全体的にストーリーの大改変が予想されている。現時点で明らかになっているのはキャストのみ。

昨年11月に復帰した三男(パク・チュニ)が〈スモーク〉〈君のための文字〉に続き、この〈ミスト〉と〈狂炎ソナタ〉の掛け持ち出演。舞台に飢えていたのか?!

 

 

ウェスタン・ストーリー 3/13〜6/9


前シーズンの様子はこちら。

 

 

狂炎ソナタ 3/16〜6/9

グロリア・アルティス賞を受賞して華やかにデビューしたが、それ以後たった1曲も書けず、不安に悩まされる”J”、音楽的に天賦の才能を持った”S”。彼らは旧友であり、音楽的ミューズだ。

Jはクラシック界の著名な教授”K”を訪ねて、作曲を再開しようとする。しかし受けるのは冷たい評価ばかり。圧迫感に勝てない中、目の前で目撃した「死」。濃い血の香りと共に嘘のように完成させた第1楽章。

信じられないこの音楽の誕生の理由が「死」ということを知ったKは曲の完成のためにJに殺人を煽り、Jは第2楽章のためにまた別の殺人を試みることになる。

果たしてJはソナタを完成させることができるのか?

 

日本でも上演され、伝説的な?評価を残しているらしいこの作品。昨年が初観覧で、全く趣味に合わないストーリーながら不思議な魅力に惑わされ何度も観てしまった。うねる感情と音楽の魅力は大きい!

”J”役の新メンバーも勿論気になるが、〈インサイド・ウイリアム〉ではコメディセンスをさく裂させていたユ・テユル君がどんなシリアス演技を繰り広げるのかも見逃せない気がする。

 

 

グレイトコメット 3/26〜6/16

1812年モスクワ。ナポレオンの侵攻で都市が炎に包まれる直前。

ロシア伯爵の庶子ピエールは莫大な財産を相続するが、人生に対する懐疑感で酒と思索に浸る無気力な日々を送っている。一方、若くて美しい女性ナターシャは、戦場に出た婚約者アンドレイが帰ってくるのを待ちながら、彼と再会するためにモスクワに到着する。

懐かしさが深まっていったある日、ナターシャは魅力的な若い軍人アナトールに出会い、彼の誘惑に徐々にはまってしまう。一瞬の魅力に囚われたナターシャがアナトールと一緒に逃走しようとしたその時、彼らの無謀な計画が発覚して水の泡に戻り、ナターシャは社会的地位と名誉の両方を失う立場に置かれる。

アンドレイの友人でナターシャ一家の長年の知人であるピエールは、絶望に陥ったナターシャを訪ねていく。彼は人生の意味を全て失ったナターシャに深い思いやりを感じ、彼女の唯一の希望となる。

夜空の上に1812年の偉大な彗星が横切り、ピエールは溢れる感情を感じながら進んでいく。新しい人生に向かって...

 

前回イマーシブの部分を相当殺して、コロナ中ながらなんとか韓国初演上演にこぎつけた〈グレートコメット〉。今度は完全版として帰ってくるのだろう。残念ながら、ホン・グァンホ、パク・ガンヒョン、イ・チュンジュの続投はならず。テグン君はとりあえず観ることにしているが、真面目っぽい彼がどんな女たらしを演じるのか注目だ。

 

 

ディア エヴァンハンセン 3/28〜6/23

「ディア・エヴァン・ハンソン

今日は素敵な1日になるよ!なぜなら...」

不安障害を患っている臆病な少年「エヴァン・ハンソン」は、毎日自分に手紙を書きながら、自分らしく行動できる素敵な一日を夢見る。

ある日、偶然出会ったコナーに自分に書いた手紙を奪われたエヴァンは、数日後にコナーの突然の死を知る。唯一の持ち物だったエヴァンの手紙を息子の遺書と誤解して訪ねてきた彼の両親は、エヴァンに温かい関心を示して二人の思い出を聞かせてほしいと頼む。

エヴァンはコナーと友達ではなかったが、悲しむ彼の家族にどうしても真実を話せない。果たしてエヴァンはいつまで秘密を守れるのか?

 

〈銀河鉄道の夜〉でカンパネラ役だったユン・スンウ君が大劇場作品に出演とは嬉しい驚きだったけど、すぐ死んじゃうんだろうか。どれくらい出番があるのか気になっている。

 

ガンヒョン君の歌声を聞けるなら無条件観なければいけない…のだけれど、トリプルのイム・ギュヒョン君にも大注目。アンサンブルからスターを生み出そうというオーディション番組で注目されてから、名前の付く役柄を演じるようになり、ついにはガンヒョン君と並んで主役を張るようになったとは!(実力では引けを取らない!)私の中ではソンギュ君の影が薄くなりがちだけれども、皆さん頑張って!


この他にも〈ディアギレフ〉とか〈浪漫別曲〉とか色々あるのだけど、きりがないので割愛。〈パガニーニ〉も追加発表された。

〈シェイクスピア イン ラブ〉が3月からあるとどこかで見たのだけれど、何の音沙汰も無し。ポシャったか見間違ったか?見間違ったのかも。