2024年5月に終わる作品 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
自分の予習復習用につき、かなりの偏りあり
(注意: 目標はネタバレ100%)
メモ付き写真アルバムとしても使用中。

ここのところ大学路系の発表が続いてアタフタ。数が多いので6月編は後ほど。あらすじはインターパークから。

 

Next to Normal 3/5〜5/19

一見平凡に見える家庭。

過去の傷を抱えて生きる母ダイアナ、そんな母から疎外感を感じる娘ナタリー、揺れる家庭を守ろうと努力する父ダン。

ダンのたゆみない努力にもダイアナの状態は良くならず、家族はそれぞれの限界にたどり着く。

危うかった彼らはお互いの傷を本気で見つめ始め、平凡ではなくてもそれなりの新しい希望のために歌う。


コロナ後期にヤン・ヒジュンとノ・ユンが出演したので観たくてヤキモキしたけれど叶わず。今回は2人とも連投無しだったけれども、有名作品なので1~2度は観ておきたい。

 

 

マリー・アントワネット 2/27〜5/26

私たちが夢見る正義とは何か?

数多くの明かりで飾られたフランスの宮殿の姿が広がる。

時は1784年、派手な宮廷の真ん中、ありとあらゆる宝石で装った貴族たちの間で、マリー・アントワネットが周囲を圧倒して登場する。宴たけなわの舞踏会にマグリッド・アルノという招かれざる客がいきなり訪れる。

マグリッドは自分と市民の貧しい生活を訴えるが、戻ってくるのは貴族たちの冷淡な嘲笑だけだ。

一方、パリの最新流行をリードするマリー・アントワネットに宝石商のベーマーが高価なダイヤモンドのネックレスを売ろうとするが、彼女に断られる。

それぞれ違う理由でマリー・アントワネットを引きずり下ろそうとするオルレアン公、街の詩人ジャック・エベール、マグリッド・アルノは、王妃に対するあらゆるスキャンダルを作り出し、マリー・アントワネットについての偽りの噂を広める。

宝石屋のシャルル・ベーマーがマリー・アントワネットに売ろうとしていたネックレスが発端となり、マリー・アントワネットは悔しい事件に巻き込まれ、民衆から非難を受けることになる。

民衆の不満が爆発し、ジャコバン党を主軸としたいわゆる「恐怖政治」が始まる。

マリー・アントワネットを愛するアクセル・フォン・フェルゼン伯爵の助けを借りて、王家は逃走を試みるが、ヴァレンで逮捕されてパリに戻る修慕に遭うことになる。

ギロチンで処刑された夫ルイ16世の後を継いで、マリー・アントワネットも公開裁判を受けた後、刑場の露と消える。

 

散々観たからもう良いかな…という気はするけどマグリッドが気になるキョロキョロ


 

ザ・ラストマン 3/5〜5/26

1、2。1、2。

私の声が聞こえますか?

ここはB-103防空壕です。

助けが必要なら来てください。

友達が必要なら来てください。

ある日、出所が分からないゾンビウイルスが出没した。ウイルスの強力な伝染性でゾンビの数は指数関数的に増え、結局人類は滅亡してしまった。たった一人を除いて!

ゾンビ事態を予見した生存者は、地下防空壕に1年持ちこたえられる食料と水を用意した。もう残ったのは生存者とゾンビ同士の生存対決だけ。生存者は劣悪な環境と孤独の中でも規則正しく余裕を持って生存を続けていく。しかし、食料が徐々に減っていく中、ドアの外のゾンビたちは消える気配を見せず、さらに悪いことに水道や電気さえ途絶えていく...

果たして生存者はゾンビとの生存対決に勝利して防空壕の扉を開けられるだろうか?

 

配信もあったし、年末にはソン・ユテクさんが来日してリーディング公演も行われた。俄然興味が湧いたのは、ストーリーは同じながら俳優ごとに人物の背景設定が異なると聞いたから。それじゃ、最低5回は観なければいけない?!


 

Via Air Mail 3/6〜5/26

私たちはそれぞれの操縦桿を握っているのだ。

あなたは演奏して、私は空を飛んで。いつも同じ瞬間に。

ディア・マイ・ローズ

戦争が終わり、小さな郵便機たちが空の航路を開拓し始めた1920年代。作曲家ローズはみんなが期待する新航路開拓記念式典のために曲を書いている。彼女の夫、飛行士ファビアンは古いピアノで苦労するローズが切ないし、ローズはいつも飛翔を夢見る彼の後ろ姿が不安だ。

ある日、郵便局のリビエール局長の緊急な要請で、ファビアンはローズに内緒で新港の開拓道に登り、予期せぬ変数で郵便機フェニックスと一緒に嵐に巻き込まれるが...

燃料も落ちて機体も損傷したまま、すべての希望を飲み込んだ深い闇の中、遠くからきらめく小さな光。ファビアンはその光に向かって手紙を書き始める。

彼の手紙は果たして届くのか、ファビアンとローズは夢見ていた夜間飛行を一緒にできるか?!


2020年3月のショーケースから4年ぶりの本公演とのこと。コロナの影響をモロに被ってしまったに違いない。原作はサンテグジュペリの「夜間飛行」。


 

破果 3/15〜5/26

「忘れろ」

父を殺し、「忘れろ」という言葉と赤い香りだけ残したまま飛ぶように消えた殺人者、その緻密で冷徹な存在に魅了されたトゥウは、いつかその殺人者の心臓にナイフを刺すと誓う。

20年後、闘牛の記憶よりはるかに老衰した姿の殺人者、65歳のチョガク。

40年余りの間、請負殺人を業にしてきたが、年をとるにつれて体も心も軋んで退物扱いされている。長い時間、人生の喜怒哀楽を無視して生きてきた彼女にも、いつの間にか温もりが染み始める。

ついにトゥウはかつてとはすべてがあまりにも変わったチョガクを見つける。たった一度の輝く瞬間のために、最も完璧な復讐のためにチョガクとトゥウは向き合う。

 

読んだ感想などに聞き耳を立てるとハッピーの対極にありそうなので…観る予定は無いのだけれど、非常に注目されているのであげてみた。

 

さて、ミュージカルではないが、〈蜘蛛女のキス〉〈R&J〉に続いて、今季は興味深い演劇が目白押し。

 

Bクラス 2/20〜5/6

小さいがはっきりとした忘れられない記憶。振り返りたい自分の姿が込められた、自分で吐き出さなければならない傷で染まったその頃の話。

特権を持った学生だけが通える私立ボンソン芸術学院。その中に特別さに劣る、輝いていない墜落してしまった天才たちがいる。胸の中の原石の価値ではなく、世の中が定めた物差しと苦痛の中でもてなされない天才たちがいる。

自分の夢のために、あるいはしぶしぶ、または大人の欲によって最もきらびやかな時代を最も残酷に過ごしている4人の天才たち。作曲専攻のキム・テクサン、歌唱専攻のイ・スヒョン、ピアノ専攻のイ・ファン、舞踊専攻の中島千秋。

4人の天才は、それぞれの傷と世界の物差しによってBクラスに落ちてしまい、生き残るために、卒業するために合同公演試験をパスしなければならない。

 

毎年やってる?と思うほど、頻繁に目にする作品。いつもキラキラ若手が出ているので気にはなるが観る機会がなかった。今年はデビューしたいものだが。



アート 2/13〜5/12

「まさかこんな「板切れ」を5億も払って買ったんじゃないよね?」

「いったいどういうつもりで「こんな板切れ」と言ったのか知りたいね」

「どうしたんだよ?二人ともやってることがおかしいよ」

長い時間、深い友情を守ってきた3人の友達、セルジュ・マーク・イヴァン。

ある日、セルジュが買った絵1点、横150縦120センチくらいの白いキャンバス。白地に白線が描かれた白い絵。

この絵の一点で、3人の友達は過去数年間お互いに抱いてきた感情を爆発させ、状況は次第に極端な方向に進む。

 

キラキラ若手よりは、一癖二癖ありそうな演技自慢が集合。気になるものの観る機会に恵まれず、以下同文。


 

Mバタフライ 3/16〜5/12

1964 中国北京

フランス領事館職員「ルネ・ガリマール」は、オペラ『蝶の婦人』の自決シーンを演じる中国の俳優「ソン・リーリン」の優雅な姿に魅了される。

ある日、ソンの手紙をもらって訪ねて行ったルネに、ソンは衝撃的な秘密を告白して気持ちを伝える。

ソンとの出会いが続くほど、ルネは知らなかった男性性と優越感を現して、エキゾチックで従順な恋人にどんどん溺れるのだった。

1986 フランスの法廷

長い時を経て、フランスで再会した2人。

全てを諦めてソンとの愛を選んだルネは、国家機密流出容疑で法廷に立つことになり、あれだけ無視してきた真実の前で混乱と幻滅に苦しむ。

フィクションより強烈な世紀のラブストーリー!

1986年、国家機密流出容疑で法廷に立つことになった前フランス外交官と中国の俳優の衝撃的な実話に、オペラの蝶々夫人を借用することで完璧なコントラスト構造を成し、東洋と女性に対する西洋と男性の偏見を批判し、人間の欲望まで扱った秀作。


ミス・サイゴンを不快に感じるタイプには、なかなか胸くそ悪いストーリーとのこと。私だ。しかし!チョン・ジェファン観ないと!勿論他のメンバーにも食指が…。