マチソワの間が3時間あるので、軽い夕食でも取ろうと考えつつ宿にチェックインしに戻る。
会館からバスで17分のジュリアモーテル。45,000ウォンだったので、5,000円くらい?
バスタブは…ない。
バスの本数が少ないらしくだいぶ待ったので、食堂でゆっくり食べる時間が無くなった。数件先のセブンでお弁当を買い部屋で食べた。侘しい。
バスが来なかったらいかんと早めに出発。バス停で待っていると、お婆ちゃまに話しかけられた。朝ソウルから来たと話すと、ここはソウルよりずっと住みやすいとご自慢なさる。昼間のバスもそうだったが、乗客同士で話が弾んでいるし、若者も運転手さんに挨拶している。人との距離がソウルよりも近いのかもしれない。
時間的には問題なく到着しソワレ。劇場よりまさしく文化会館といった趣だが、意外にも大邱より音響が良い!
調べると終バスが9時だったらしい…。早過ぎじゃないか?現在9時を10分ほど過ぎている。終わった…。
タクシーが走っていなくもない。合図したが2台ほど無視された。近くで降りる人がいた。やった、ラッキー!そのまま10m前進して私を乗せて!
…Uターンして去っていった。もう家に帰る時間らしい。知らんけど。最悪歩きかな…。
宿まではちょうど2キロほど。ソワソワ見回すよりサクサク歩く方が早い!ということで、歩いた。
川沿いの道。こんな景色も歩けばこそ。
夜の早い地方都市だが、近道の路地に入るとスポーツ練習の帰り道らしき少年たちがトッポッキ屋の前にたむろっていたりする。安全な地域なのだろう。少し安心。
しかし、大通りでもかなりの頻度で歩行者信号が無い。慣れない。
SNSで心配や励ましの声を頂きながら無事に宿に到着!ありがたい。
実はこの旅、旅行準備段階から波乱含み。
バス予約にはこのサイトを利用した。
多分調べた時は早過ぎて予約できなかった長距離バス。どうせ埋まらないだろうと放置していた。
大邱から戻った後の30日に往路は予定の便で予約完了。ところが!帰路は程よい時間帯が軒並み満席。焦る!(土曜日のソウル行きがこんなに人気とは予想していなかった。)
7時発が残っていたが何故か決済できず!「この路線はオンライン予約できない」と表示される。往路はできたのに。基準がよくわからない。そうこうするうち残席も消えていく。(予定は9時か10時発だった。)
列車を調べると、10時台に唯一あるソウルまで直通のムグンファは満席。その時間帯のKTXに乗り継ぐ列車も皆満席。昼の列車では2時からのマチネに間に合わない。
ようやく押さえたのはホンソン駅6:59発のムグンファ。
せっかくバスターミナル付近の宿にしたのに…。駅も1キロ程の距離なので全然徒歩圏内ではあるのだが。
2日目の朝、バス始発前の真っ暗な道を徒歩で駅に向かう。本当なら地元の市場を覗いてから帰る予定だったのに、暗い道しか見ていない!
ホンソン駅。ほんのり明るくなってきた。
どのバスもそうだったが、必ず農産物っぽい大量の荷物を持ったアジュンマ達がいる。売りにでも行くのか?
なんとか順調にアサン駅でKTXに乗り継ぎ。程よい運動で最高に健康的な体感あるけど、気持ち良〜い睡魔に襲われがちな体感でもある。ソウル駅までの車中、頑張って休まねばならない。
なのに、コンビニで買ったお稲荷さん食べて、さあ寝るかと思ったら新道林がすぐそこ。寝る間がない!乗車時間40分だからな…。でも帰れてよかった。
ソウル駅到着が9:05。鐘路3路で預けた荷物をピックアップして東歴史に移動。最後の宿はKゲストハウス東大門プレミアム。
ヘロヘロになった私を迎えたのは封鎖された4番エレベーター。
絶望しかない。
疲れ果てていたらしく、宿の写真がない。建物自体は新しい大きなビル。フロアーを小部屋に仕切ってある。私の部屋は1番安いせいか、中央部の窓なし部屋。
暑いし、物理的に息が詰まる。エアコンの冷房と空気清浄スイッチを入れてようやく生存できる感覚。窓のある部屋ならそう悪くはないかもしれない。
荷物を置いた後グッドモーニングシティのスパレックスで仮眠した。薄いござマットなので多少腰がギクシャクするけども、リフレッシュ成功!深夜便で来る時もここで休憩すればよいかもしれない。
その後のマチネは〈燃ゆる暗闇にて〉だった。観覧後の一句がこれ。
「暗闇は眠いを誘い熱唱を聴くそっと目を閉じ」
リフレッシュできてないじゃん!
それにしても我ながらモノ好きだと感心する。でも地方は面白かった。そんな苦労をして観に行ったミュージカルのチケット代が1万ウォンなのは、ご褒美だったような気がする。(大邱は3万ウォン。場所によって違う。)