7月15日
俳優さんが誰だか分かりにくいキャスボ。(笑)
おわわわわ
言葉にならないおののきと共に終了。これホラーですか?!ってくらい怖かった。最後が。ストーリーは知っているにもかかわらず。(ウィキの「ベルナルダ・アルバの家」にストーリーが詳しい。)
地下のマグマのように高まっていた何かが、ついに噴出する展開がぐわっとくるし
表現する俳優の演技も、のたうちまわって叫んでカオス
それを制圧して黙らせるヨンジュ・アルバ!
威圧感が怖い!最後ヨンジュ・アルバが舞台中央に進み出てきた時、後ずさりしたかった。
もっと怖いのはアルバの決断。男の支配は脱したものの、家長制度や社会的ステイタスにはがんじがらめのアルバ。悲劇なので当たり前なのだが「アルバ、それで幸せなの?」と言いたくなる。
隣に座っていたガタイの良い若者2人。
最後カオスの頂点に向かう時、アルバが低い声で「銃を」と言った瞬間、こちら側の1人がビビって「ひっ」と息を吸い込んだのを私は聞き漏らさなかった。
娘に手を出した男を慌てず騒がす撃ち殺すためだから、男性側からしたら更に怖いのかも。
スペインの戯曲が原作だけどミュージカルは韓国の創作。舞台を満たすフラメンコの迫力ある群舞と独特なカンタの歌唱。趣向は分かれるかもしれないけど、ちょっと他にはない創作ミュージカル。一度見ても損は無い。
別キャストで観た方の話を聞いたら俳優さんによって表現が違う、つまり解釈が違うらしい。本当はキャスト違いでもう一度観たかった。
貞洞劇場からの帰り道。夜8時ごろ。