毎回この泣いているような、叫んでいるような少年のポスター。何度も上演されているのは知っていたけどイヤな感じの話かと思って特に興味を持たなかった。
ところがそのイメージとは全然違う感動作だと言う。
それで知り合いに聞いたらやはり良い話だと言うので、「若者4人が出演する劇」程度の知識で見ることにした。
5月13日 / 17日
5月13日
あれこれ言えるほど理解してなくて全員の名前を覚えたレベル。(話の中に女性も出てきた。Tがつく?アランの恋人でありながらポールとも何かあるらしい。)
青春の光と影というか…
29歳の現在から
9歳と19歳の時代を行き来して
4人に何が起きたのか
パズルがハマるように
だんだん明らかになっていく構成
9歳のころ
3人の仲良しグループに
異物のような転校生が加わってからの物語で
友情であれなんであれ
近づきたい子供(青年)達なのに
すれ違ってしまう苦さがいっぱい
物語を作る天才の転校生ゴードン。彼が作った物語の一つが「磁石の国の話」だ。その国の磁石たちはお互いを好きで仲良く暮らしたいのに、磁石だから近づくほど相手を押しやってしまう。
悪い磁石の「悪い」は、レッドブックの「悪い」女に通じる用法じゃないか?と見ながら考えていた。ちょっと違うか。
善なる自分を世間が「悪い」と形容するなら、私は確かに「悪い」女だ!と宣言するのが〈レッドブック〉。
磁石の性質が僕らを不幸にするなら、僕は「悪い」磁石になる、というのが〈悪い磁石〉。
ゴードンが「悪い磁石」になる選択をし、事件が起きて…
それは彼らに決定的な影響を与えて現在に至っていて…
色々と咀嚼するほど味が出るスルメみたいな演劇かも。
5月17日マチネ。
チケットは買っていなかったので、取り憑かれている〈インタビュー〉にするか迷った。深い内容の演劇をもう一度見たところで、どうせ理解が及ばないのではないか?
そんな風に揺れている時に45%割引が出たので、予定通りに〈悪い磁石〉で決定。
(席に余裕がある作品は当日券で割引を受けられる確率が高いので様子を伺っていると良いかも。収入が減って申し訳ない気もするけど。)
さて、2回目。ある程度分かった段階で見始めると、もう最初から切ない。
人間て、どうして生き方が下手なのか。
空気は甘くて赤くて青くて黄色です
花びらが落ちる空を見たことがありますか
生まれて初めて感じる美しい空は
花びらでいっぱいです
人々が嬉しくて涙を流します
踊ります
空がこんなに美しかったことはありますか
花びらが止んでがらんとした空の庭園に
小さな種一つ
小さな種が一つ落ちました
その種はとても小さな穴を通り抜けました
道端にそっと舞い降りた
小さな種
一つ
공기는 달콤하고 빨갛고 파랗고 노랗지
꽃잎들이 떨어지는 하늘을 본 적이 있나요
난생 처음 느끼는 아름다운 하늘은
꽃잎들로 가득해요.
사람들 기뻐서 눈물을 흘리죠.
춤을 추죠.
하늘이 이렇게 아름다웠던 적 있나요.
꽃잎 그치고 텅 빈 하늘정원 작은 씨앗 하나
작은 씨앗 하나 내려앉았죠.
그 씨앗은 아주 작은 구멍을 통과했어요.
길가에 사뿐히 내려앉은
작은 씨앗
하나
言葉がもっと分かったらいいのに。
(何も努力してないので無理だな)