〈ルドウィク:ベートーベン・ザ・ピアノ〉観覧 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
全ては自分の予習復習のため
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

 

 

12月29日

圧倒的な力で有無を言わせずに引き込む力!作品の情熱を込めても余裕を残す歌唱で迫ってくるルドウィク。拍手
 
声楽出身のインテさん、見た目の若さは隠せないものの、期待以上のこなれた演技で、うざいおじさん感。OK
 
各世代が美形揃いで1人の人物としての一貫性を感じたりする。おねがい
 
大きな役としては今年の〈笑う男〉デアがデビューのユ・ソリはマリーそのもの。
 
全体的にフレッシュさを感じるキャストながら骨太な舞台を作り上げていて、韓ミューの未来には明るさしか見えない。✨
 
重厚な他のルドウィクたちに囲まれて、インテさんも更に成長することだろう。
 
正直メインの俳優を選びがちだけど、トリプル、クアトロの中に経歴の短い俳優が混ざって磨かれていくのって、とても素晴らしいと思う。
 
気になっていたキム・ジュニョン。実は初観覧と思われる。歌上手い!かっこいい!背が高い!手足が長い!(だが若干鼻にかかったような発声が気にならなくもない。)
 
バルトを教えてくれと頼まれた時、本当に教えなくても一応弟子にしておけば良かったのでは?と考えたこともある。バルトが演奏を披露した後、こんなことを言う。
 

선생님 나는요 피아노를 치면 여기가 막 간질거려요. 막 간질거리면서 신이 나고, 막 간질거리면서 여기가 슬퍼져요. 눈물이 날 만큼..  피아노는 내 마음이랑 연결되어 있어. 

先生、僕、ピアノを弾くとここ(胸)がムズムズするんです。ムズムズして楽しくて、ムズムズして悲しくなる。涙が出るくらいに。ピアノは僕の心とつながってるんです。

 

幼い頃のルドウィクと同じ言葉。バルトの言葉に、青年ルドはハッとする。音楽が喜びだったことを思い出し、絶望と無力感がさらに深くなる。そうか。バルトを教えるフリをする力さえも無かったのか。

 
ところで、青年ルドもカールも、衣装のコートが長いこと!チュニ君が同じコートを着たら、床に引きずりそう。

 

 

2月19日

 

座って見てるのに、息も絶え絶えになるとはどーゆーことか?フラフラする。

 

あまりにも凄すぎたチーン

 

上手デスク前の通路席3列目のせいか、ジュホ・ルドが私の原型のせいなのか、迫ってくるったらない。ガーン

 

「喜びと悲しみの結合」は別作品だけど、

 

「歓喜の歌」の栄光が圧倒的に迫る反面、ピアノの陰に隠れるカールの恐怖に息ができなくて、実際脈拍が早まった。

 

感動に満ちたウニュル・マリー。手紙に書かれた「友へ」への感動に始まって、人生全般に感動する人。それを抑えきれないから情熱的になると言うか。ドミニカも包容力あって良かったし。なぜあまり出てないんだろ。

 

タッチング・ザ・ボイド、ランボーに続いて3作目に会うジョ・フン君。ドラエ→青年でイメージ違う気がしてたけど、結局はそこで生きている人物だった。

激情に押し流されると歌いきれずにセリフになったりしたけど大丈夫。悪くはない。

激情の中でも歌い切れる人はやっぱり凄いんだと思ったりもした。

 

ピアニストの表情もよく見えた。

「喪失」だったか「運命」か?

青年ルドの感情の波に合わせて伴奏するために、ものすごく感情移入して真剣に青年を見る表情が、これまたドラマチックでやられた。

 

 

2月28日

 

今日も良かった〜。把握してる舞台なのに新鮮。同じ設定but唯一無二のキャラクターに作り上げてる俳優たちの力量か。

 

今日もマリーが良い!全員良いってことじゃないか。贅沢な話だ。

 

ジェファン青年/カール共に独特のディテール。ピアノを弾かされるカールが口の中でテンポを数えてる、みたいな。

 

音楽を辞めたいと言う前の緊張感、からの「ついに言ったぞ!」みたいな大きな吐息とか。

 

演奏会に出る時悲壮な気持ちでコートを着るのと、人生の新たなステージに踏み出す時の着方がまるで違って面白い。

 

全キャストの撮影したのでいつか配信されるはず。メモを片手に見たいものだ。

 

 

12月29日に拉致された話。

終わって劇場を出る時、誰かが私の腕を取り「コプチャン食べに行きませんか?」と言ってきた。私をナンパしたのは可愛い女の子。ラブラブ

 

実は開演前に劇場に入ろうとしたら、道路の向こう側から日本語が聞こえてきて、何気なく見たら知り合いのその子だった。(いい年なので女の子ではないとご本人。)


その日は特に約束とかしていなかったので、びっくりだねーとか言って別れたのだが、終わっていきなり誘われたと言うわけ。

 

近頃、大学路ではいつ誰に会っても不思議ではない気がする。