12月27日は冬シーズン観覧開始の一発目!
左からYESステージ1館、2館、3館にて上演中だった作品。
12月27日、1月6、7日
7日はキャスボを撮り忘れたので、3回観覧のご褒美に貰ったポストカードで自前のキャスボ。
マシュカン教授は左からナム・ギョンウプ、アン・ソッカン、ソ・ヒョンチョル。
皆さん美声。傷を隠すためにユーモアで武装している。一見普通に見えるギョンウプ教授、一番ヘラヘラと笑いながら一番大きなダメージを抱えているソッカン教授。ほとんどアル中じゃないかと思える。ヒョンチョル教授はその中間。
日によって開演前の舞台撮影がOKだった。
12月27日は2列目上手側。YESステージ2館は近い!
1列目は舞台に膝がぶつかりそうである。
だが、前の人の頭で下手のソファーがほとんど隠れてしまい残念だった。
演者が立っていればよく見える。お久しぶりの、チョンフィ・スティーブンの登場で、息を呑むってどういう事か理解した。
美しさに酸欠になり、インターバルまで持たないと思ったけど…美しさにも慣れるらしい。
ミーハーな感想はともかく、作品自体はズッシリと重みのある展開。
以前こんな感想を書いている。
セットが変わって当然動線が変化したし、収容所の生々しい描写が半分くらいにトーンダウンしていた。抑圧される事に敏感な韓国観客の心情に配慮したのだろうか。
スティーブンが学ぶ最後の曲の歌詞。そのタイトルが「オールド・ウィキッド・ソング」
私の柩が
なぜこれほど大きく重いのか
その中に私の愛と苦痛
すべてを沈めるから
そしてマシュカンの最後のアドバイス。
「君はこのピアノソロを通じて、
私たちが聞いた
すべての悲しみから
解放されるように
しなければならない。」
いい!
劇中ずっと2人の心情とハイネの詩による「詩人の恋」が絡み合いつつ進行するのだが、この詩と共にやってくる治癒と解放が何とも言えず心地よい。
スティーブンが学ぶ曲はドイツ語だが劇中韓国語で説明が入る。かと言ってそれでスッと理解できるわけではないので検索してみた。
こちらとか、
こちらとか。
2月16、17、19日
冬シーズン後半はここから。
初めての生クァク・ドンヨン君!
ドラマで見たのは「棚ぼた〜」のちょっと変な男の子。「月が描いた〜」ではすっかりイケメンで、「サイコでも〜」攻めていたっけ。
ドンヨン・スティーブンはフィ/スンアンよりも普通の人っぽい。見慣れた作品が新鮮で面白い。
演技力あるとは思っていたが歌も上手い。だが、歌の内容と物語がリンクしてるので、単に授業で歌っているだけでなく歌で伝える想いもある。他の2人に比べるとほんの少しだけ物足りなさも。ミュージカル俳優の歌を通じた表現力は凄いんだと再認識。
ピアニストがあまりに歌がうまくても変なのは確かだ。ファントムのカルロッタが本当にヘタでも困る件に似ている?
ところで、スンアン氏がスティーブンをどう料理するか楽しみにしていたが、なぜかこの役では響かなかった。
2月17日はセンターブロック最前、一番左の席だった。
2人の時間も進み始める。
細々と置かれた小物たち。
窓の外に降る雨。
その後の波乱を予想させる1幕終わりは豪雨に雷鳴が轟く。
諸々と経費がかかっていそうな舞台である。
6日夜の雪。翌日にはほとんど溶けていた。