言葉の波に騙されるな!
物語の本質を見るんだ!
という精神で臨み

波に押し流されて終わったかな。

カンチャンさん優しい〜と癒され、ギョンス先生とリヒョン君を愛でたからいいか。
アーウィンは能率主義で冷淡なイメージを想像していた割に、ギョンス先生は穏やかで人道的に見えてしまい、それほどの葛藤が引き起こされるようには見えなかった。試験問題の準備としてナチス問題を見る、というエピソードくらいか。
デイキンに惹かれるのも別に事件に見えなかったし。
リヒョン君はふにゃっと優しげに見えるけど、いつもどこかに頑固さや反骨精神のようなものが見える。だからポスナーというキャラクターにはとても合っている気がした。
それとも彼が演じたからそういうキャラクターになったのかな。
どんな深遠なお話かと思っていたら、べつに大した話じゃなくない?と、波に押し流された理解の足りない観客は思ったのであった。