きちんとした性格のシナリオ作家、オースティンはしばらくアラスカに休暇に行った母親の家で留守番をしている。新しく入るシナリオの準備に余念がないオースティン。するとその時、数年間消息のなかった彼の兄リーが突然母親の家を訪問する。
弟のオースティンは慎重で責任感が強い反面、兄のリーは他人の物を遠慮なく盗み砂漠をさまよう荒っぽい放浪者だ。あまりにも違う人生を生きてきた2人の兄弟は、見た目もそれほど良い関係ではない。しかし、オースティンは久しぶりに家に帰ってきた兄と仲良くするために努力する。
オースティンはこれまで準備してきた新しいシナリオの最終契約を結ぶためにハリウッドの売れっ子映画製作者サウルに会う。ところが二人の間にリーが割り込むことになり、リーは本人が構想しているという「本当の西部劇」の話をサウルに聞かせる。
リーは特有の親和力とストーリーでサウルの心をとらえ、結局自分のシナリオで作業する機会を得ることになる。 このニュースにオースティンは祝杯を勧めるが、まもなく兄のプロジェクトによって自身のプロジェクトが失敗に終わったという事実を知って大きな衝撃に包まれる。
リーはきちんとしたシナリオ作業のために弟に助けを要請し、オースティンはますます理性を失い酒に酔っていくのだった···
10月22日 マチネ

北極を目指す探検旅行の話なんだろうか?と予想していたら少し違った。
ローリーは自分に相談も無く父親を火葬してしまった母親に反感を抱くが、自らも大きく傷ついた母親はローリーとうまくコミュニケーションが取れない。
生前の父の願いを叶えるために北極に向かうローリーは、ちゃっかりクレジットカードを持ち出して不安ながらも快適な旅が続く。
いよいよ北極旅行の起点となる街に着くが、あまりの寒さに身動きが取れず、飛行機で一緒だった親切な女性画家の世話になる。街の若者や女性画家と交流し、何かを学び取ったローリー。
家出だと気付いた女性画家が母親に連絡したためローリーの家出は数日で終わるが、慌てふためいて駆けつけた母親と理解しあって傷を共有し、2人は小型機に乗り込んで北極点を通過しながら愛する人の死を受け入れる。