〈アーモンド〉観覧 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
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(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

 

ロビーのモニターに映る舞台。



4月2日

 

中継された日本版の演劇を見た。中継と実際の舞台のミュージカルは条件が違いすぎて比較できないけど、

 

感情に与える音楽と歌声の力は大きいと実感する。

 

俳優さんたちが皆はまり役の中でも、感情が溢れ出すゴニにファンジ君がピッタリ。

 

蝶のシーン、ユンジェから母親の最後を聞くシーン、特に胸が痛む。ゴヌの出番ではほとんど涙ぐんでいたかも。

 

日本の演劇版よりも盛り込まれている内容が多めかもしれない。

 

ユンジェが感情を獲得していく過程と心の動きも演劇より多め大きめだった。最後にははっきりと感情を自覚して喜びにあふれるシーンもある。流れる涙の理由を感じる!と。刺されているので直後に気絶してしまうけど。

(再生リスト最後から2つ目の動画)

 

特定のシーンで嗚咽するのではなく、静かに感動が積み重なっていく感じだった。

 

祖母と母が刺された時、傍観しているだけだった人たち。助けるには遠すぎた、あるい近すぎて怖くて手が出せなかったと言う人たち。


何かを感じてもそれを遮断して立ちつくす人たちは、感情の無い自分とどう違うのか。ユンジェはずっとその疑問を持ち続ける。


考えさせる作品だ。

 

 

4月17日

 

〈ザ・テイル・エイプリルフールズ〉で感情を爆発させているスンアン氏が、感情のないユンジェ役をかけもち。始終ポカンとしたような表情。いいバランスの仕事を選んだものだ。

 

前回もほんのり思ったけど、日本版演劇に比べてとても感情が溢れている舞台な気がする。周囲はもちろん、ユンジェ本人も。既に日本版の細かな記憶がないけど。

 

ゴニがユンジェから母親の最後を聞くシーンは、ファンジ君の演技が思い出されて、始まる前から涙出そうだった。ユンジェも思わずゴヌの肩に手をかけて。

 

あとドラにキスされたりとか。そういう経験を積み重ねてユンジェがだんだん感情を獲得していく度合いが分かりやすかった。

 

ヘジュン君も熱演だったが、彼には問題がある!

どんなシーンであっても登場するとまず「はぁカッコいい」と思ってしまう事だ!

私の問題か…。

 

 

4月27日

 

ファンジ君がもう一度見たくて最後の観覧。

 

見ればしみじみと良い作品だ〜と思うのに、刺激的ではないので優先されなかったのかも。ファンジ君をもっと見れば良かった。(しかもこの後兵役についてしまったし!)

 

オンマだけが3回とも同じ。他の俳優さんも見たかった。

 

ファンジ・ゴヌには、つかまっていた母親の手が消えてしまい怯えて泣いている幼児の姿が重なって見える。

 

良かった…。

とても良かった…。

(もちろんユンジェも)

 

原作を読んでいないのでミュージカル単体としての感想だけど。

 

とても良かった。


再生リスト



頂き物。