オリンピック公園。
最後に来たのは2019年7月だった。
2年半ぶり。
今日の目的地はウリ金融アートホール。
〈ジャック・ザ・リッパー〉やった所なのか。
演目は〈シッタルタ〉
王子様がお釈迦様になるまでの話。
よく分からないのでパク・シファン君狙いで。
まずは様子見で安い2階を選択。
めっちゃ高さがある。
下手したら3階くらいありそう。
シッタルタの妻、ヤソダラが突然のキャス変でパク・へミンさんに。歌唱力も演技力も超絶なんですけど。
てか、全員レベル高い!
衣装がオリエンタルでベンハーを彷彿とさせる。群舞も華麗。
シッタルタの子供時代に始まって出家するまでが1幕。ひたひたと感動が打ち寄せる感じ。久しぶりに正統的ミュージカルな味わい。
正統的って何だ?
気を衒わないということかな。
と思っていたら、
煩悩と欲望の化身たちが
突然〈キング・アーサー〉ばりのダンスとシャウティングを始めたのでビックリした。
しかもパープル照明がグルグル。
1幕は人生に悩む青年シッタルタなので人間の話だったが、2幕は出家してから悟りを得るまでの過程。
どこかの宗教法人提供、みたいになるか心配したらそうでもなく、哲学的なことは各々好きなように掘り下げればいい感じ。
彼の直面する苦しみとか迷いとか、照明で可視化されててすごく良かった。
パク・シファン君、どこかで聞いた名前だけど歌手出身だそう。
修行中は死にそうで腕を上げる力も無さそうに見えて、演技派若手俳優かと思った。
3月26日
サブのキャスト。シッタルタとヤソダラが心を許せるお世話係、そして王様と子役。とにかく上手い。
思ったより良い作品だったので、今回はシファン君の爽やかなお顔をよく愛でようと7列目を取った。ウキウキ。
なのに、なぜ?
今日のキャストが間違ってるよ?
印がついているのは真ん中のパク・シウォンさん。
見たかったのは右端のパク・シファン君。
間違ったのは私だった!
시환(シファン)と시원(シウォン)を見まちがえて買うという、痛恨のミス
シウォンさん。〈アンナ・カレーニナ〉のMCとか、〈アイーダ〉ではラダメスの父、ゾーザーとか。魅力的な俳優さんです。
でもシファン君に比べると顔の大きさが1.5倍くらいある。10代のシッタルタはキツイ。
なんだかとても悲しい観劇だった。
逆に笑うしかない。
おまけ
ウリアートホールの歴史ってコーナーにあった写真。
真ん中でバンザイしてる方、
イ・ジフン氏に似た人だと思ったら本人だった。