2022〈エリザベート 〉観覧(その1) | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
全ては自分の予習復習のため
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

ロビーのモニターに映し出された舞台。



お祝い10周年!



9月13日


とりあえず観ておこうかって事で、ノ・ミヌトートから気楽にスタート。

(内容も気楽にメモ書きのまま。)



出だしの曲 アレンジがちがう気がした。振り付けも変わった。


2018年から2019年の冬に6回見たが、とても新鮮な気分。期待感が高まる。



オクエリは本当にティーンエイジャー。おてんば少女振りが更にイキイキしてる。


言葉で表現できない。観て、聴いてください。耳福眼福。一幕終盤のエリザベートは美しさの絶頂で輝いている。トリハダものだ。



結婚式で大皇妃とエリパパの掛け合いを見ていたら〈マリーアントワネット〉が浮かんできた。

ファッションクリエーターコンビではないか。


だが今回のジュアさんは、1ミリの揺らぎもない冷徹冷酷な大皇妃だった。避けられない歴史の歯車だったかもしれないが、年老いていく彼女の柔軟性の無さが帝国の衰退に拍車をかけたのではと感じさせた。



カン・テウル氏は、なんか好きだ。

カッコいい。

ロックンロールなノリと余裕のシャウト。

軽妙なルケーニ。

狂言回しとして舞台をぐんぐん引っ張っていく。



ヨンギさん、それなりに若い演技してたのか!

昔は気づかなかったよ。

それなりに青年ぽく見えなくもない。

だんだんと重厚さを増して、大皇妃を否定する頃には押しも押されぬ皇帝の貫禄。



ノ・ミヌ

姿や動作はとても「死」っぽい。

オーラを醸し出すのに成功している。

すごく研究して作ってるんだと思う。


そうは言っても、息が足りないのとか、声量とか、やはり余裕のないのが見えてしまう。ノ・ミヌ氏ってあんな声だったの?若干喉が開いていない気がしなくもない。うにゃっとした響き。


頑張りは伝わってくるが、ビブラートを多用した歌い方が下手すると不自然さにつながる危険もある。


ジュンス先輩のように、ハァーッと?ヒューっと?息を吐き出すスタイル。だがジュンス先輩のように氷点下にはならない。


初演以来今日が5回目の舞台。10月に入ればもう少しこなれてくるだろうか?


声も素敵だったシクトートが懐かしいけど、シクトートも出だしは不評だった。ミヌも頑張れ!(何様?)



ルドルフのチャン・ユンソクは、この〈エリザベート〉がデビュー作らしい。こんなに美声+歌唱力の素晴らしい俳優なのに(ちょっとお顔が薄いけど)、これが初舞台?信じられない。


1996何生まれ。めちゃくちゃ若いわけではないけど、他の活動データが出てこない。


〈ルドウィク〉に「怪物が出たな」というセリフがある。若きベートーベンを評した言葉だ。チャン・ユンソクが歌い出した時、そのセリフが浮かんだ。



やはり〈エリザベート〉は面白い!


トートがあと3人いるから、最低3回は見なければ。ルケーニも満遍なく散らばることを祈る。だいぶ先になるだろうけど。