時間に逆らう
運命に逆らう
僕たちが出会えるならば
2020年2月 雪が降る真冬
平凡な日常を生きてきたナムは
幼なじみで婚約者のジヘに
突然の別れを切り出される
別れても喧嘩をしても
必ず会うことを約束した2月29日
ナムはジヘに「いつもの山荘で会おう」とメッセージを送り、その場所に向かう
ジヘと会うつもりの山荘で
出会ったのは中年の男と学生
三人はお互いに
自分が最初に
山荘を予約したと主張する
しかし、
山荘の主人とは連絡がつかず
駐車してあった車は
跡形もなく消えてしまう
果たして三人は運命を変えて
山荘を無事に
脱出することができるだろうか
(インターパークより)
ネタバレ100%を目指すブログにつき、結論らしきものを言ってしまうと、3人の男は違う時間軸から集まった同一人物。
ナムは若くして死ぬ運命だったが、恋人のジヘは時を遡り過去を変えて彼を助けようとする。
突然別れを告げたのもそのためだ(と思った、確か)。
ジヘは何度か失敗を繰り返し、それで多元宇宙的に複数のナムが存在しているらしい。それぞれの世界で違う経験をしている存在なので正確に言うと別人だが。
彼らが集まった山荘は現実の空間から切り離されたうえに段々と消えていく。
3人はジヘが残したノートと自分達の経験を突き合わせて脱出を試みる。
若いナムと少年が脱出した後、山荘に1人残る中年のナム。
ついに彼女が戻ってくることに成功するなら、今度こそ山荘に現れるはず。
やがて山荘のドアをノックする音が響いて、幕。
2月23 日
感想。
うーん うーん
うん
?
ポスターはすごくステキなんだけど。
3人がそれぞれの正体を知っていく過程とか、コミカルな絡みに爆笑したり、ミステリーっぽい展開になったり、場面ごとに切り取れば悪くなさげではある。
大変人気はあったようだ。
でもねー。
学生時代にSF小説を読み漁った私としては、それなりの理論?説明?何かが欲しかった。
〈こんなに普通の〉も多元宇宙を扱っているが、そこがポイントでは無いし、あの程度の設定で十分だったと感じる。
この作品の場合は、ジヘの行動の謎を解いていくのがストーリーの重要部分なのに、何の説明も無い。
ジヘはなぜ時間を自由に行き来できるの?
違う時間軸の3人が集まれたのはなぜ?偶然に生まれた時空間なの?
荒唐無稽な話でも描き方によって説得力を持たせられると思うんだが。
右側の木の幹に隙間があるのは、世界が消えかかっているから。
3月6日
見なかった日も含めて、俳優たちはよく見る顔だ。
2回見たら印象が変わるかと別キャストで見てみたが、あまり変わらない。
枠組みのない世界観が存在できるのか?
降る雪が本当に溶ける人工雪だったのは素敵だったし、頑張ってたと思います。
評価は人それぞれだなあ。