〈クロイ邸には誰が住んでいるのか〉2021観覧後記 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

韓国ミュージカル
全ては自分の予習復習のため
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

しっかりしたストーリーと
才気はつらつとしたユーモアコード
多彩な音楽と個性あふれるキャラクター
幽霊たちの姿を生々しく表現した
ホログラムマッピング映像と
立体感のある舞台
全身で表現する俳優たちの熱演が贈る
胸が熱くなる笑い!
2021年2月公演の観客評価9.8点
観客と評壇の好評につながった
奇跡のような売り切れ行列! 
その理由が知りたいなら
黒井邸に遊びに来てください! 
 
【シノプシス】
夢が飲み込まれた日本の植民地時代、兄を失って隠れていたヘウンは、不思議な力に引かれて港にある黒井邸に導かれ、そこで成仏を夢見る幽霊たちに会う。
 
自分たちの声が聞こえる唯一の人間であるヘウンを見逃せない、黒井邸の地縛霊オキと幽霊たち。彼らはこの黒井邸を去るという目標を持つことになる。誰が先にこの邸宅を去ることができるだろうか。彼らは去ることができるのだろうか。
(以上インターパークより)



昨年5月の配信を見て魅力の虜になったが、第6回韓国ミュージカルアワーズにおける作品賞(400席未満)、音楽賞、脚本賞の3冠記念として、今年2月にも再配信された。


渡韓後ソウルで初めて見た韓国ミュージカル。
劇場は大学路プラスシアター。
ちなみに、この再演版の観客評点は9.9である。


実際に見られることも感激だし、まずは劇場に足を運んで座席に座っていること、目の前に舞台があることだけで感激。

 

 

12月7日

おかしくて涙が出てお腹がよじれる。それで終わらないのが韓国モノ。ちょっとしんみりしてジーン。

 

とにかく〈スワッグ〉並みのエネルギーが伝わる舞台だった!キラキラ

 

主役の2人以外は2~3役の早変わり。最初は同じ俳優だと気付かないほど見事な演じ分け。素晴らしい。

 

オキの成仏セレモニーで将軍が扇を落としてしまい、クスクス笑いが広がった客席だったが、成仏が失敗とわかった途端、将軍が大声で「俺のせいだー!」と床に手をついた。その瞬間、爆笑に包まれる客席。もちろん通常そんなセリフは無い。

 

転んでもタダでは起きないと言うか、その瞬発力と対応能力に脱帽である。そして俳優と観客の間にある種の連帯感が生まれて、とても良い体験として心に残る。

 

 

12月8日

今日はウッチン君でマチネ。配信の金子役でいたく感動したハン・ボラさん狙いでもある。

 

昨日は成仏セレモニーで将軍が扇を落としたが、今日は終盤で、4人の幽霊に乗り移られた吉田のカツラが熱演のあまり外れた!金子のリアクションもオナカイタイ笑い泣き

 

多分毎回、何らかのハプニングやアドリブがありそうだ。その時にしか見られない魅力あるシーンに変化し、変化させるのだろう。ライブばんざい。

 

終盤、斎藤伯爵を避けてヘウンがドアの横に隠れるシーンがある。何を思ったかウッチン・ヘウンはライオンか狛犬?のように四つん這いになり、これ以上無理ってくらいにでーっかい口を開けてフリーズした。客席からは、大丈夫なのか??というくすくす笑い。

 

参考写真↓

これよりもっと全力で口を開けてた。頬骨が痛そう。きっと途中で表情変えるだろうと思ったら最後まで頑張っていた。ボラさんも凄く驚いてリアクションしたので、客席は大喜びだった。コメディセンスがグッ笑い泣き笑い

 

ちなみにテファ君はシンプルに「考える人」ポーズ。

 

 

12月29日

3度目のクロイ。警察役の野田が観覧前のアナウンスで「歓声は控えて」と。「でも笑い声は出ちゃうよね 」と許可頂いた。

 

テファ君のヘウンが気に入ったし、オキと金子も私的ベストチョイスなのでリピした。マチネでほぼぎっしりの客席。
 

ヨボショとドラキュラのテファ君しか見ていないが、こういうコメディもメリハリあって良きOK。イケメンを気取るところは本当にアイドル風に決まるので、キャップが更に可笑しい。軽い感じが合っているのかもしれない。

 

後半は幽霊たちが吉田に憑依して、オキの死の真相を探り、黒井邸の爆破計画が進むドタバタ騒動の中、意表を突く展開で次々と解決(成仏)していくストーリー。ようやくほぼ全体が理解できた。

 

そして例によって、フルバージョンを楽しみたい場合は、こちらへ→ INDEX

 

 

 

おまけ:マロニエ公園のクリスマスツリー

甚だしく季節外れ滝汗