〈クロイ邸に誰が住んでいるのか〉あらすじ | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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海辺の黒井邸宅。火事の後放置され荒れ果てている。地縛霊のオキと居候の幽霊達4人が成仏できずに取り憑いている。

 

ホテルに改装するため、斎藤伯爵の命を受けた金子女史が仲介屋の吉田、所長、除霊師を連れてやって来るが、幽霊屋敷として恐れられているこの屋敷で働こうという人夫さえ見つからない。

 

オキは脅かして3人を追い出す。除霊師は全く役に立たない。

 

一方、日帝からの解放運動中に死亡した兄パク・ヘヨンの墓参りをするヘウン。叶わない夢を追いかけて死んでしまった、と語りかける。瓜二つの弟ヘウンは間違われて警察に追いまわされ、顔を上げて歩くこともできない。船に乗り異国へ向かおうとしている。

 

ヘヨンが生きていると疑う警察に見つかってしまったヘウンは、手から離れなくなった時計に導かれるかのように、幽霊屋敷に迷い込む。

 

自分達が見えるヘウンに驚く幽霊達は、ヘウンを逃すまいとする。頼みを聞いてもらって成仏するためだ。ヘウンはオキが幽霊だと信じない。

 

オルガンに合わせて歌った1番幸福な記憶を再現すれば成仏できると信じるオキ。手伝って欲しいと頼まれたヘウンは断わる。出航時間が迫り気が気でない。

 

金子と部下の吉田が屋敷に戻ってくる。オキから荷物を取り戻そうとしているヘウンを見つけ、優秀な除霊師と思い込み雇うことにする。ようやく幽霊だと理解するヘウン。そこへ警察が来たので、ヘウンは難を逃れるため成仏を手伝うと約束する。警察を脅かして追い払うオキ。オキとヘウンは成仏を目指して正式に約束する。

 

オキは事故死したので死んだ時の記憶がない。両親が亡くなり誰かが銀行証書と自分を屋敷のおじさんに預け、父親とおじさんは同じ時計を持っていたこと、おじさんとオルガンに合わせて歌ったこと、誰かが来ておじさんがドアを出て行ったこと。オキの記憶はそれが全てだった。

 

食事を届けに来る吉田。時計技師のヘウンは壊れた吉田の時計を修理するため預かる。なぜか兄の時計と同じ物だった。警察が集まっていると聞き焦る。

 

ヘウンはこっそり逃げ出そうとするがドアが開かない。約束すればドアを開けてやると居候の幽霊達がそそのかすが、オキが邪魔する。約束したら成仏するまで幽霊達を引き連れて生きるはめになるのだ。

 

オキはヘウンに、地縛霊の自分と約束したから、成仏しない限り屋敷から出られないのだと教える。覚悟を決め、壊れていたオルガンを修理するヘウン。

 

工事の進展状況を尋ねる斎藤伯爵と電話している金子。その日は花火も打ち上がって素晴らしい日になるだろうと告げる。実は彼女は日本で育った韓国人で、反日分子だった。日本の有力者と祖国を裏切った親日韓国人をホテルオープンに集め、建物もろとも爆破する計画だったのだ。金子も同じ時計を持っていた。

 

大々的にオキの成仏式が行われるが失敗に終わる。

 

もう方法は無いと落ち込むオキ。ヘウンは火事にヒントがあるはずだから諦めずに記憶を取り戻そうと励ます。オキが成仏できなければ屋敷から出られないのもあるが、それだけではないようだ。

 

吉田の時計がおじさんの時計であることに気付いたヘウン達。吉田に乗り移って記憶を読むことにする。憑依の方法を知っているが、危険すぎるので教えたがらない翁幽霊。ヘウンは成仏を手伝うと約束して聞き出す。

 

しかしオキは吉田と相性が悪く乗り移れなかった。困り果てたヘウンは成功したら成仏させると約束し、他の幽霊達が次々と吉田に乗り移る。

 

その波動で、荒れ果てた邸宅はすっかりキレイになってしまう。

 

その頃警察はヘヨン(ヘウン)を捕まえるため、除霊師から地縛霊を封印する杭を受け取っていた。

 

吉田の記憶の内容はこうだ。貧さゆえに貪欲な人間に育った吉田は、ある日おじさんのカバンを盗む。しかしカバンの中には時計しか入っていなかった。界隈で一番金持ちの主人に取り入ろうと、拾ったフリをして屋敷に向かう。出てきた少女に時計の件と話すと、手紙を渡される。屋敷の主人が反日運動家で運動資金の銀行証書があると知った吉田は通報し、主人のいなくなった屋敷に盗みに入る。銀行証書を探していた吉田はオキに見つかってしまう。動転して落とした灯りが屋敷に燃え移り、火事の中オキは命を落とす。

 

自分が相手を間違えたせいでおじさんが死んだのを知るオキ。同時に記憶のカギは銀行証書だと悟る。

 

杭が打ち込まれ、オキは暗闇の中に閉じ込められてしまう。

 

ホテルのオープン記念パーティーの日になり、斎藤伯爵を始めゲスト達がやって来る。オキを探すヘウンを見つけ慌てる金子は、危険だから早く逃げろと急かす。なぜか外に出られるようになったヘウン。

 

何も見えない暗闇の中にいるオキ。ヘウンの励ましの言葉を思い出し、希望を失なわずにいる。ヘウンはオキを助けるために戻り、オルガンの中に隠されていた銀行証書を見つける。お互いの存在を感じる2人。

 

捕まりそうになるヘウンを助けようと警察に銃口を向ける金子。しかしその金子に斎藤伯爵が銃を向ける。

 

銀行証書を巡る争いの中、幽霊達が吉田、警察、金子、斎藤伯爵に次々と乗り移る。

 

金子に乗り移った翁幽霊は、美しく舞える体を得て、望み叶って成仏する。

 

斎藤伯爵に乗り移った赤ん坊幽霊は極上のワインを飲み、珍しいものを飲めたので成仏する。

 

どさくさで封印の杭が引き抜かれて解放されたオキもヘウンに乗り移って活躍する。

 

警察に乗り移り海に飛び込んだ処女幽霊は、実は水幽霊だったので成仏する。結婚前夜に水浴びしていて溺れ死んだのだった。

 

赤ん坊が抜け出た斎藤伯爵は金子が仕掛けたダイナマイトのスイッチを手にして脅すが、ふと間違えて爆発させてしまう。

 

吉田に乗り移った将軍幽霊がヘウンと金子を外に助け出す。強い者を殺すのではなく、救うことが必要だった将軍も成仏する。

 

オキも屋敷への呪縛が解けて、外に出られるようになる。

 

ヘウンがヘヨンの弟だと知った金子は、ヘヨンが上海で生きていると告げる。金子は何も覚えていない吉田に、ホテルの惨状の責任を押し付ける。

 

ヘウンは金子の代わりに銀行証書をヘヨンに届ける事にし、オキと共に思い出深い屋敷を後にする。

 

 

カーテンコール曲