10. 彼は美しく歩く/小説を書いた理由/神が禁じた場所/罰を与える〈ザ・テール〉 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

(バイロン、ジョンに向かっていたずらっぽく手を差し出す。)

 

ジョン:もうふざけるのは止めてください。

 

バイロン:ふざけるだって?本気だよ。(苦しそうに心臓に手を当てるバイロン。ジョンの心配をよそに、すぐにけろりとして。) 心臓でも取り出して見せようか?

 

ジョン:(怒って) 丁重に警告します。今すぐここから出て行ってください。

 

バイロン:...君の意志がそういうことなら仕方ないな。 

 

(バイロン、出ていく。ジョンが論争で散らかった原稿を片付けていると、バイロンが再び姿を現す。)

 

バイロン:ジョン、私はいつも会いたかった。私の前をいつも元気に歩いていた男にね。

 

♪♪♪ 「彼は美しく歩く」

星がきらきら輝く夜空のように 

彼は美しく歩く

闇と光の純粋さはすべて 彼の顔の中で出会い

空が燦爛と輝く昼にも 柔らかな光で熟す

彼の顔にはその心が湧き出て

どんなに愛おしいのかを語る

 

(バイロン、心臓をつかんで苦しみ出す。)

 

あの頬と額の上のように

優しくて落ちついて

人の心を捕らえる笑顔

明るく咲く顔色は語ってくれる

 

(バイロン、体を震わせながら倒れていく。)

 

ジョン:バイロン!

 

(バイロン、手を伸ばして自分を見つめるジョンの手を握る。)

 

ジョン:動かないで。呼吸がもっと苦しくなります。

 

バイロン:止めたまえ。余計なことだよ。主治医の君の方がよく知っているだろう。

 

ジョン:私が助けます。

(バイロンのために慌てて薬を調剤する。)

 

バイロン:今日小説を口実に訪ねてきたのも…(苦しそうな息で)君が僕に戻ってくるよう説得したくて…(苦しくてジョンの胸に抱かれる)時間があまり残っていないようだ。

 

ジョン:死にはしません。そんなこと考えないでください。どうか!

 

バイロン:死なんて流れる時間のようにつまらないものだ。君は僕の名誉を守ってくれるね。私についてのすべてを秘密に…してくれ。私の死が…知られないように…ただ生きていると、誓って…秘密を守ると…

 

(バイロンが死ぬふりをして、このすべてが彼のいたずらであることに気づいたジョンが立ち上がる。)

 

バイロン:(笑いながら)どう? 小説でルースベンが死んでいくシーンと同じだったろう?

おい、4月の初日を楽しもうじゃないか!今日はどんないたずらも許される日だろう?


 

♪♪♪ 「小説を書いた理由」

(ジョン)

いたずらなんてクソ喰らえ

僕はおもちゃじゃない

出て行ってくれ 頼むから

僕をこれ以上揺さぶるな

契約はもう終わったんだ

あなたは僕の主人じゃない

 

バイロン:私をここに呼んだのは君だ。それが君がこの小説を書いた理由だし。正直になってみろ。

 

ジョン:そうじゃない!この小説をどうして書いたかって?はっきり言ってやる。

 

♪♪♪

あなたの悪事 あなたの秘密 そのすべて

隠された真実と堕落を

この世に刻み込もうと書いたんだ!

 

ジョン:これを投稿しなかったのは、あんたの詩に対する尊敬のためだった。だがそれさえも消えた。

 

♪♪♪

(ジョン)

そうさ さっさと言うべきだった

むしろ僕が明らかにすべきだった

ヴァンパイア·ルースベン

ヴァンパイア·バイロン

あなたはこの中から抜け出せない

 

時代を越える作家? あなたは時代を超えてヴァンパイアとして残る。世界中があなたを醜悪な名前で永遠に記憶するんだ!

 

(バイロン、何の返事もなくジョンを見ながら小説の内容を続ける。小説の内容と現在の状況が妙につながっている。バイロン、ジョンの中のオーブリーを呼び出すかのように呼びかける。)



バイロン:オーブリー!オーブリー!


故郷に帰ってきたオーブリーは、自分の目を疑うしかなかった。確かに死んだルースベンがまた現れたから!

 

オーブリーは狂ってしまいそうだった! 彼がどうやって生きて帰って来たんだ? 彼が本当に不死のヴァンパイアなのか?!

 

ジョン:やめろ!僕に一体何を望んでるんだ? 

 

バイロン:小説の中に隠した真実。

 

ジョン:そんなものはない!! 

 

バイロン:「ルースベンの秘密を守るという誓いのため、オーブリーは彼がヴァンパイアだとは言えなかったが、結局狂ってしまったオーブリーは彼の正体を人々に語ってしまった。 ルースベンがヴァンパイアだ! 」

 

(バイロン、まるでヴァンパイアのようにジョンの首筋を噛もうとし、ジョン、それを避けながら)

 

ジョン:ジョージ·ゴードン·バイロンは悪魔のような奴だ!

 

♪♪♪ 「神が禁じた場所」

(ジョン/バイロン)

神が禁じた まさにそこで

傲慢と嘲弄の笑みを浮かべるあなた (刃先を)

そこで自由を叫び (私に回すのは卑怯だ)

冷たくて残忍なペンを振るう (君の偽善にぴったりのエイプリルフール)

 

神が禁じた (孤独に燃える赤いろうそく)

一番近い所で (完全な真実)

そこであなたは (すべての規範を超えた私の世界)

あなたはそんな世の中で (そんな世の中を作る)

冷たくて残忍なペンを振るう

 

神が禁じた一番近い所 (神が禁じた)

そこであなたは残忍な  (一番近い所)

刀を振り回し (そこで私は)

それがまさに (完全な真実)

あなたの (すべての規範を超えた)

世界 (そんな世の中を作る)

 

(一緒に) それが君の世界



 ♪♪♪「罰を与える」

(バイロン)

君が去る時

君は私に誓った

永遠に沈黙を守ると

 

君と私だけの時間

美しかった瞬間 醜い瞬間

そのすべてを胸に埋めて

死は瞬間に過ぎない

物語という永遠の石碑に

私を刻むのを恐れたから

 

 

バイロン:「そうしてルースベンがヴァンパイアであることを知った人々が彼を追いかけたが、彼は消えた後で、怒りで血管が破裂したオーブリーは結局死んでしまった。

 

ジョン:それでオーブリーみたいに、僕にも死んで欲しいんですか? 

 

バイロン:どうかな。それに意味があるかな? 

 

(バイロン、小説「ヴァンパイア·テール」を手にする。)

 

♪♪♪

(バイロン)

私から始まった故に

終わらせるのも私

 

バイロン:小説の主人が今から命じる!

 

♪♪♪

販売を禁じ

回収して燃やせ

 

(バイロン、「ヴァンパイア・テイル」を暖炉に投げ込む。ジョン、驚いて駆け寄ろうとするがバイロンに妨害される。)

 

♪♪♪

(バイロン)

君は 私の主治医だった

私には 一番近い人

君は最後まで自分を否定し そっぽを向いた

それが 君の罪であり

君を信じた 私の罪

君を閉じ込めた この監獄を

不完全な世界を

燃やして

真実を隠した罪で

私が 君に罰を与える

 

バイロン:「ヴァンパイア・テイル」…終わり。