〈デスノート 2022〉観覧後記 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
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近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

4月6日

 

高慢そうなウンソンライト。そして確かに幼稚だ。ずっとカッコよかったライトが、最後の瞬間ぶざまに命乞いして、やけにリアルに痙攣して死ぬのが印象深い。

「神にでもなったように命を奪っていたのに、最後は人間らしく死んだな」というリュークの言葉が虚しさを掻き立てる。

結局ただの子供だったという印象が残る。

 

ウンソンは声量もたっぷりだし意外と声が太くてジェリムさんに近い感じもする。顔(イケメン度)が全然違うので意外だったけど。(ジェリムさんごめん)

 

ソンチョル・エルは松山ケンイチを彷彿とさせる。「ジュンスが彼だけのエルを確立しているが、ソンチョル・エルはどんなエルにしたいか」と問われ、自分が創り上げるのではなくて、原作のエルを再現しようと努力していると答えていたので、松山ケンイチが浮かんでくるのは当然なのかもしれない。

 

グァンホさんとダブルで演じたミスターマウスを見たことがあって、歌は下手じゃないけど特にインパクトは無かった。ビッグフィッシュはなかなか好演で似合っていた。

 

今回は結構歌い上げてて、キャラクター構築も良かったと思う…のたが、多分ジュンス見たらやっぱコレ!って思うだろうなーと予想。これまでのイメージでどうしてもジュンスが完成形な気がしてしまう。

 

悪くないけど、思わず興奮してわーっ❤️‍🔥とはならなかった。だが回数を重ねれば深みが出てくるかなとも思った。

 

 

ウナレムがふわ〜んとした発声でハマり役だった!人間感が無い。とても好きだ。

 

 

ギョンスさんは想像通りのリュークグッ。ハスキーボイスがリュークらしさに効いているホンソクさんとは全然違う声質だが、これはこれでアリ!死神の力を感じさせる。そして人を小馬鹿にしたような笑い声がピッタリ。ずっとふざけた感じできて、最後にライトを始末するシーンは怖さを感じた。

恐ろしい怖さではなくて、虚無感というか何の感情もない死神の怖さ。

 

 

ケイミサは本人がアイドルだったので似合っているのはもちろんだが、ライトを崇拝している様子とか演技も素晴らしかった。ギネビアも良かったし注目株。

 

 

4月12日

うううう。泣き笑い

ひっさびさのグァンホ氏は2階からだが、視野が前列の頭に遮られないのでとても良い!

 

本物グァンホライトを再び観れるとは笑い泣きなんとありがたいことか。

ソニョンレムもありがとう。

ギョンスリューク引き続き良い!

 

死神たち似合いすぎ。神!

あ、死神だった。

 

 

ジュンスエルが声だけで登場する時は、キターッチューって痺れる。ただし、見事な歌唱ながらも低音が広がらないのが惜しい。

 

エルにしてはアツすぎるジュンスだったり、高校生にしては低音太すぎなグァンホだったりはする。でもグァンホさんフットワークが軽くてちゃんと学生に見える。他に言うこと無いな。グァンホ氏はグァンホ氏だった。

 

 

ミンジェミサは、彼女だけ見ていれば「うまい、熱演」と感じるだろう。しかし、ケイミサと比べるとあちらに軍配が上がる。声質もあるのか、ケイの張り詰めた歌声からは、ライトを崇拝する狂気に近い強い意志を感じる。

 

 

4月20日

音響てのがあるにしても、ウンソンの歌声はホングァンホに肉薄してる。ビジュアルでは若干勝っているし。これは本当に誰に当たってもOKなキャスティング。

 

 

"The Game Begins"の途中「大袈裟な理想を掲げた生意気な愚か者」のところで、ジュンスエルはダンスのようにターンして、動作も歌い方もエルの激しい感情がほとばしるのだけど、「感情がほとばしる」のはエルらしくないと思ってしまう。
 
一方、舞台上に物がないので、広い舞台を掌握したキム・ジュンス・オンステージの趣がある。

 

 

声質的にウンソンライトとの相性もなかなか。

 

ソンチョル/ウンソン編もついでに

 

 

何気にコ・ウンソンに惚れているので、目に刺さる相手役を目に優しく編集したバージョンも貼っておこう。

 

最後になるが、いつも思うこと。刑事たちがめっちゃ声がいいびっくり。歌うま揃いだ。命をかけて捜査に残るかどうか決意するシーンで、家族を思い浮かべながら切々と歌うのが感動的だ。ほんの1~2節しか歌わないのにドラマが成立している。アンサンブルのレベル、恐るべし。

 

 

まだ見ていないのはホンソクさんだけ。5月に観覧予定。

 

p.s. 忠武アートセンターのカフェも復活した。そこにあったジュンスの写真。帰り際に見たらジュンスのカップホルダーが店じまいしたカウンターの上に無造作に放置されていたので、これ貰ってもいい?と魔が差したが正しい日本人らしく手ぶらで帰ってきた。