マリーはルーベンに会い、工場の稼働をストップさせるよう話すが、ルーベンはマリーに言う。ラジウムが危険だと知られれば全て終わりだ。ルイーズの臨床実験も続けることはできない。それはこのルイーズだけでなく、未来のルイーズたちも消えるということだ。臨床実験も全て含めて中止するか、あるいはしないか、2つに1つを選べとマリーに迫る。
選べないと言うマリーにルーベンが提案する。工場をストップし、従業員は休ませるが、マリーは病院に泊まり込み、まずルイーズの臨床実験を急いで終わらせる。
ルーベンの提案を飲むマリー。
アンヌ:マリー!ピエール!
(アンヌはマリーの実験室にメッセージを残すが、ルーベンの手下が奪ってしまう。読むルーベン。)
ルーベン:「マリー、どうしてこんなに連絡がつかないの?」
アンヌ:1日も空けたことのない実験室に誰もいないからとても不安だわ。マリー、急いで話したいことがあるの。どう考えても会社で何か隠しているみたい。職員たちが死んだり病気になったりしてるのは、私たちが作業しているラジウムと関係があるんじゃないかしら。戻ったら連絡して。待ってるわ。
ルーベン:今日から工場は24時間フル稼働、それと工場と寄宿舎以外は外出禁止だ。ロンドンのほうはどうなってる?
手下:指示どおりに追っています。
ルーベン:引き続き追え。
(病院にこもってルイスの実験を続けているマリー。)
ルイス:先生。何かあるんですね。
マリー:どうして?
ルイス:先生は気分が良い時はピンセットをタッタッタッて3回叩くんです。そして良くない時は何もしない。今日はただ静かに使っているから。
私が治るかもしれないと最初に思ったのはいつだと思いますか?
マリー:さあ、わからないわ。
アメリエ:初めて失敗した時です。あの時みんなは何も言わないで静かに立っていたじゃないですか。だけど先生1人だけは考え始めたんです。
マリー:それがどうしてわかったの?
アメリエ:先生だけが人差し指をトントンしていたから。あの時初めて、先生は失敗しても諦めはしないんだなと思いました。
ピエール:ドクター・シャガール・マルタン?アンダークの職員の治療をなさいましたね。
シャガール:何ですか?
ピエール:ピエール・キュリーです。
シャ:人違いです。そんな人はここにいません。
ピエール:職員たちの発病と死亡が日ごとに増えています。1人残らず死因は梅毒です。
シャ:なぜこんなことを。どうやってここを知ったんですか⁉︎
ピエール:毒素研究のドギエールは私の友人です。
シャ:もしや誰かに尾行されてはいませんか?研究室に行きましょう。
ベラです。中毒が疑われる最初の患者です。
ピエール:「歯茎の組織に炎症が生じた。一般的な場合はまもなく好転するのに、ベラの場合は徐々に悪化した。」
シャ:そうです。炎症が広がるのを防ごうと、続けて歯を抜きました。しかし歯を抜いた後に潰瘍が生じ、強い痛みを誘発しました。歯と顎の骨、顔面全体が壊死し、ベラは入院してから2ヶ月後に…
ピエール:「死亡した」
♪♪♪
1つ、2つ、3つ、4つ
作業灯が着いたら
尖らせて、つけて、塗って、完成
輝く時間が手の中で生き返る
休みのない工場だけど
一緒だから大丈夫だった
光る髪の毛を飛ばしながら
部屋を横切る
床を這う
崩れる腰の骨
腐っていくあご
焦点を失った目も
私の手は離さなかった
1つ、2つ、3つ、死のライン
1つ、2つ、3つ
灯が着いたら
尖らせて、つけて、塗って
尖らせて、つけて、塗って
死んでいく
1つ、2つ、3つ、死のライン
1つ、2つ、3つ
光も暗闇もなかった
もう私たちはそこにいない