マリー:ピエール!
ピエール:マリー。
マリー:ピエール、やり直してみましょう。ラジウムの濃度がいけなかったのかしら?
そうでなければカルシウムが問題だったのかも。
ピエール:繰り返しても同じことだ。これはラジウムの性質だ。認めざるを得ない。
マリー:いいわ。毒にも薬にもなるのがラジウムの性質なら、私が毒になる面を抜き出せばいいのよ。
ピエール:ラジウムの有害性…。ラジウムを無償にするんじゃなかった!
マリー:ピエール、忘れたの?ラジウムは私たちの所有物じゃないわ。無償かどうか論じること自体が無意味よ。
ピエール:そうだとしても、今みたいに無分別に広がりはしなかっただろう?
マリー:そうでなかったら?大勢の人が治療も受けられずに死んでいたわ。それより恐ろしいのが何だと思う?私たちがここでやめたら、病気が100年経っても1000年経っても続いていくってことよ!
ピエール:マリー、この臨床実験は一旦中止しなきゃいけない。またいつか…
マリー:中止?完治を待つ患者を見なかったの?私たちがここで止まったら、あの人たちにお墓の中で待っていろと言うの?
ピエール:後で、機会があればまた…。
マリー:私、その言葉が大嫌い。
「後で、機会があればまた…。」
「フランス国立科学アカデミーからお知らせいたします。貴下の会員加入につき議論の結果(時期が適切でない?)という結論に至りました。次の機会に」!
ポーランド人だから、後でまた。学校に行く時も、お金がないから後でまた。目の前にデータが揃っていても、女だから、女だから後でまた!
後でまた、後でまた、後でまた!なぜ今できないの⁉︎ 後でもできないとわかっているのにそう言うのよ!
ピエール:何してるんだ。
マリー:人体組織のサンプルが必要なの。ラジウムで損傷した人体組織のサンプル。
ピエール:マリー、これは危険だ!
マリー:じゃあ、誰がやるの?誰がやるのよ。これより確実で正確な方法がある?
私、私は絶対に諦めない。上で先に教えてくれるとすれば、私に2度目の機会は無いの。
あなたには分からないわ。あなたには分かりようがない。どうにかして有害性と可能性を両方同時に明らかにするしかない。
(ラジウムを塗布した布を自分の足に巻きつけるピエール。)
ピエール:マリー、よく聞くんだ。僕は有害性に関する正確な資料を準備する。君は今している臨床実験を安全に終わらせるんだ。
それからこれ。ドギエールが送ってきたものだ。
マリー:職員たちの治療記録じゃないの。これどこから出たもの?
ピエール:オックスフォードの毒性研究者が密かに配ったものらしい。
マリー:それ、誰なの?
ピエール:まだよく分からない。病院でアンダークの職員たちを治療した後、研究除名された医者だそうだ。
マリー:誰かが隠そうとしている。
ピエール:僕が直接会うべきだと思う。
マリー:私はルーベンに会って、今すぐ工場をストップさせるわ。それから臨床試験のデータを整理する。ピエール…。
私が知っている全てのことが信じられない
私が見るすべてのものが信じられない
あなたはどれほど危険なものなの?
それは事実なんだろうか
なぜ私は知らなかったのだろう
反対側の顔を見ている
あなたは誰 あなたは何なの
まだ確信するには早い
あなたは誰 あなたは何なの
そう、全ては克明
止まって
行こうとした道はここではない
奇跡
新しい明るい光を見た
消えかけていた炎
また燃えあがった
私はあなたを諦めない
あなたは誰 あなたは何なの
あなたのもう一つの名前は 私
あなたは誰 あなたは何なの
私のもう一つの名前は あなた
私は変な変わり者
さすらう移民者
のさばるポレック
私の名前は無かった
ひとりぼっちの小さな流星のように
さすらう深い青のあなた
私の体に傷をつける
爆発する毒々しく角張った 私
私のもう一つの名前
私のもう一つの名前
ラジウム それはあなた
そう それは私
ラジウム それは私
ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ
訳すために観ているのに、緊迫感に捕まって本気で観てしまいます。
ソヒャンさんがすごく良いし、オク様が良くないはずないし、ピエールのキャラも素敵過ぎるパートナーだし。
〈ルドウィク:ベートーベン〉と同じで、感情を揺さぶられてクセになるタイプの作品かもしれない。