レベッカの死体が発見され、殺人を視野に入れた再捜査が始まる。翌朝の新聞には「マンダレーで何が起きたのか?」という記事が大きく載る。事件直後のマキシムの様子を知っているベアトリーチェは弟が再び苦しむのではないかと心配する。すっかり自信に満ちた様子の「私」は、マキシムが以前のようになることは無いと言い切る。
「私」は使用人にてきぱきと指示を出し、家の中の模様替えに取り掛かかる。始める前にまず自分に一言断るべきだというダンバース夫人に対し、そうは思わないとキッパリ答える。
公判が始まり、マキシムも証言を求められる。以前マキシムが別人の死体をレベッカだと証言し溺死として決着したため、容疑者のように質問される。しかもボートには穴が開けられていた事実が知らされ、事故ではない以上、自殺で無いなら他殺だと結論付けられる。どんな質問をされても激昂しないよう「私」は精神的に彼を支えるが、結婚生活の状況を聞かれたマキシムは理性を失いはじめてしまう。「私」が卒倒したふりをしたので公判は中断される。
ジャックがマンダレイに来ている。「マキシムが殺人犯である証拠を持っている。多少の援助をしてくれれば握りつぶしてやる」と取引を持ちかけてくる。
誰にも予想し得なかったレベッカの秘密が明らかになる。ダンバース夫人さえも知らなかった秘密。
レベッカは自分だけに心を許し、自分だけがレベッカのすべてを理解していると信じていたダンバース夫人は、そうではなかった事実に衝撃を受ける。
潔白が証明できると喜ぶ人々。ロンドンから戻る「私」を駅まで迎えに行くマキシム。「レベッカは死ぬと同時に、僕のことも破滅させようとしたんだ。それが成功したので笑っていたのだろう。」と語るマキシム。2人は改めて未来に想いを馳せる。
マンダレイに戻る途中、空があまりにも明るく見えるのに気づく2人。錯乱したダンバース夫人が屋敷に火を放ち、マンダレイが燃えている炎だった。
燃えるマンダレイ ♬
再び現在。夢の中のマンダレイを追憶する女性。
ー 2幕 終わりー
レベッカとは関係ない話なんですけど、韓国の製本技術をどうにかしてほしい。いつもページを開くとバラバラになるのです。 ある意味、悲劇。