もし神がいるのなら
わたしを助けてよ
わたしを引っ張り出してよ
わたしを見てよ
わたしの神
わたしの母さん
母さんは
ためらわないで
原稿に触れ
神様は空いた場所に
原稿を上げた
いいの
仕方がなかったじゃない
いいの
守るものがあったじゃない
家に帰りたい
その文章の中で
もう１日生きていたかったのに
その空虚な夢から
まだ覚めたくなかったのに
戦争が起こった
僕の友よ
お別れだ
お前が生きていく場所は
本の中の世界じゃない
本では銃弾は防げない
お前の人生だ
お前が責任を取るべきだろ
俺がしていたことを そのまますればいい
それから 今後は
誰も信じるな
そんな紙ごときが 無くなったからって
人は死にはしない
救ってやろう
母親も
お前の人生も
幸せになれるさ
俺たちみんな