高柳:「中澤さん、今どちらですか?」
中澤:「新橋の駅の近くですが・・・」
高柳:「誰かから電話ありましたか?」
中澤:「ええ、まあ・・・」
高柳:「金融機関ですか?」
中澤:「はい、オリックスキャピタル大阪支店の藤田氏からですが・・・」
高柳:「遅かったか!・・・それでは、すぐにどこかで会いましょう。新橋駅に向かいますから、そこら辺に居てください。」
中澤:「分かりました・・・」
それから、20分後・・・高柳は眉間に皺を寄せ、重苦しい表情で耕一に話しかけた。「中澤さん、実はNIFがリードベンチャーを降りた事は、昨夜の時点で私は知っていました。」耕一は、言葉を失った。「というのも、VCは横つながりで情報交換されているのはご存知ですよね?今回の投資の話はネット業界としては大型案件として話が回っていました。そこまではいいのですが・・・例の李社長の会社も同じようなロットで話が動いていたんです。こちらは、10億円という事で、オリックスキャピタルが絡んでいました。」ここまでは、耕一も理解できた。高柳は続けて、「VCが投資する際に一番気にするのは株価なんですが、中澤さんのところも李社長の所も、1株30万円くらいでしたよね?しかし、最近この手の株が、一様に価格を下げられて、加えてM&Aが当たり前になってきているんですよ。」高柳は水を飲んで「中澤さんには申し訳ないことをした・・・」と頭を下げた。耕一は「何の事ですか?別に、高柳さんに謝ってもらう事はないのですが・・・」と返した。
高柳は「いや、私も全く分からなかったし、まさかとも思った。本当に全てを疑ったんですよ。李社長は、見事にはめられました。」耕一はまだ話の内容が掴めないままだった。
一体何が起こったのだろうか?しかし、他人の事より、今の耕一が置かれている状況である。耕一は、どことなく冷めた感覚で、高柳の話を聞いていた。すると、高柳が「中澤さん、オリックスキャピタル大阪支店の藤田と先日、赤坂で引き合わせた村上、それに野村社長は繋がっていました。本当にショックでした。まさかと思ったんですが、ようやく見えてきたんです。彼らのやり方が・・・」
「えっ?」耕一は一瞬何か感じた。「高柳さん、それってどういうことですか?まさかというのは、今回のNIFの投資の件にも関係あるのですか?」すると、高柳はゆっくりと頷いた。
そして最後に、高柳に電話をした。なかなかつながらなくて、あきらめかけていたところ、ようやく高柳が電話口にでた。
高柳:「中澤さん、今どこにいますか?」
中澤:「はあ、会社ですが・・・」
高柳:「じゃ、できるだけ早く出れますか?」
中澤:「どこかで待ち合わせですか?」
高柳:「いや、とにかく電話じゃ話ができない事があります。とにかく夜遅くになってもいいから会いましょう。」
中澤:「それでは、会社を出たら電話しますね。」
高柳:「・・・・・」
そして、電話が切れた。
日も沈んで、7時を回った頃、耕一はオフィスを出た。「はて、どこに行くかな?」なんとなく気分を変えるためにいつもの通いなれた店には行く気にはなれず、新橋演舞場近くから銀座四丁目にかけて歩いていた。すると、見慣れない着信番号が携帯電話の表示に映った。「誰だろう?」と思いつつ、耕一は電話に出た。
藤田:「あっ、中澤社長ですか?わたくし、オリックスキャピタルの藤田と申します。以前、大阪でお会いしたと思います。」
中澤:「お世話になっています。」
藤田:「ところで、最近、資金調達のほうは上手くいってますか?」
耕一は、気持ちが悪くなった。昼間起こったNIFの一件は未だ社外には何も話していない。なのに、やぶからな問いかけである。
中澤:「はあ、まあ難しいですね。ところで、何か?」
藤田:「いや、中澤社長に是非ご紹介したい方が居るんですよ。その方は、資金のご相談にも乗っていただけるのですが、上場するとなると色々ハードルがあるじゃないですか。それらをまとめて、手伝ってくださる方なんです。大変な経験もあるし、いかがですか?一度お会いしてみては・・・」
中澤:「そうですか。それでは日を改めてという事でよろしいですか?」
藤田:「ええ、ただ早いほうがよくないですか?その方も東京と大阪を行ったり来たりしている方なんで、大変お忙しいんですよ。“村上”さんという方なんですが・・・」
耕一は、「んっ?」と声が出そうになった。どこかで聞いた名前である。
中澤:「分かりました、できるだけ早くご連絡差し上げます。」
藤田:「それではまた。できるだけ早いほうがいいと思いますよ。」
電話は切れた。
それにしても、電話の向こうで藤田はほくそえんでいるかのように、声の語尾が上ずっていた気がした。それにしても、資金調達の件をさも知っているかのように、話しかけてきた。どういうことだろう?
高柳:「中澤さん、今どこにいますか?」
中澤:「はあ、会社ですが・・・」
高柳:「じゃ、できるだけ早く出れますか?」
中澤:「どこかで待ち合わせですか?」
高柳:「いや、とにかく電話じゃ話ができない事があります。とにかく夜遅くになってもいいから会いましょう。」
中澤:「それでは、会社を出たら電話しますね。」
高柳:「・・・・・」
そして、電話が切れた。
日も沈んで、7時を回った頃、耕一はオフィスを出た。「はて、どこに行くかな?」なんとなく気分を変えるためにいつもの通いなれた店には行く気にはなれず、新橋演舞場近くから銀座四丁目にかけて歩いていた。すると、見慣れない着信番号が携帯電話の表示に映った。「誰だろう?」と思いつつ、耕一は電話に出た。
藤田:「あっ、中澤社長ですか?わたくし、オリックスキャピタルの藤田と申します。以前、大阪でお会いしたと思います。」
中澤:「お世話になっています。」
藤田:「ところで、最近、資金調達のほうは上手くいってますか?」
耕一は、気持ちが悪くなった。昼間起こったNIFの一件は未だ社外には何も話していない。なのに、やぶからな問いかけである。
中澤:「はあ、まあ難しいですね。ところで、何か?」
藤田:「いや、中澤社長に是非ご紹介したい方が居るんですよ。その方は、資金のご相談にも乗っていただけるのですが、上場するとなると色々ハードルがあるじゃないですか。それらをまとめて、手伝ってくださる方なんです。大変な経験もあるし、いかがですか?一度お会いしてみては・・・」
中澤:「そうですか。それでは日を改めてという事でよろしいですか?」
藤田:「ええ、ただ早いほうがよくないですか?その方も東京と大阪を行ったり来たりしている方なんで、大変お忙しいんですよ。“村上”さんという方なんですが・・・」
耕一は、「んっ?」と声が出そうになった。どこかで聞いた名前である。
中澤:「分かりました、できるだけ早くご連絡差し上げます。」
藤田:「それではまた。できるだけ早いほうがいいと思いますよ。」
電話は切れた。
それにしても、電話の向こうで藤田はほくそえんでいるかのように、声の語尾が上ずっていた気がした。それにしても、資金調達の件をさも知っているかのように、話しかけてきた。どういうことだろう?
ご存知の通り、2008年8月8日から、北京オリンピックが開催される。北京市内は、流石首都だけあってその整備は中国一の内容を感じる。
それに比べて、上海は2010年の上海万博が開催される。こちらも、刻一刻と整備が進んでいるが、北京と比較するとやはり質が落ちるように感じた。
中国市場は、規模の経済と言われとにかく大量生産・薄利多売・複製当然の流れである。未だに情報とサービスは無料の意識がありIPに関する認識レベルはとても低い。というより、まともにビジネスを進めようとするならば、彼らは全く当方の説明が理解できないことが多い。
これについては、別の視点からも触れたみたい。同じような経験をされた方はたくさん居ると思います。
そう、先日のNIFベンチャーキャピタルの最終回答である。「何としても資金調達を成功させなければ、エイペックスジャパンの明日は無い。」と耕一は考えていた。
しかし、お気づきだろうか?社長を務める耕一の仕事とは一体何なのだろうか?「社長」とは、様々な職種出身者がいるが、とどのつまり何をしているのか本人も全くわからなくなってきているのである。つまり、「見えなくなってきていた・・・」
お昼を過ぎて、3時を回ったころに電話が鳴った。待ち焦がれていた連絡であった。受話器の向こう側でNIFの担当者の山崎が「中澤社長、先日はお時間頂きまして有難うございました。早速ですが、今回の第三者割り当て増資について社内で最終協議した結果ですが・・・・・・・・・・・・誠に残念ですが見送らせていただきます。特にご指摘に値する問題は無かったのですが・・・・申し訳ございません。また、次期のご縁がある際には改めて、お話をお伺いいたします。」
耕一は、凍りついた。これまで、幾度と無くYesかNoかの選択を待たされたり、経営者として陰で嘲笑されたりもしてきた。この年末も差し迫って、なんとも冷酷な仕打ちにも似た言葉であった。耕一は脱力し、椅子に崩れ座った。また、いつもの口の中の渇きがいつもより一層感じる。砂をかむと言うより、熱く焼けた砂が、胃袋から噴出すようである。内線で「悪いが、コーラを買ってきてくれ。それと、経理担当、在社している役員を会議室に集めて欲しい。」と伝えた。その後、耕一は鉛のように重く感じる受話器を取り上げ、大阪のネクサスに電話を入れた。程なくして、山木常務に繋がった。「どうやった?いつ資金が入るって?」耕一は「すみません。今しがた連絡がありまして、断られました。なぜだか判りません。」
暫く沈黙が続いた・・・山木常務が「わかった、こっちでも何かしら状況を確認してみるから・・・」と電話が切れた。
耕一は、会議室で数人の顔を見ながら重苦しい口を開いた。
「本日、増資による資金調達が決定する予定でしたが、残念なことに白紙になりました。」一同は、固まった。瞬きもせず、重苦しい空気の中沈黙が続いた。下田が「社長、今すぐ資金が無ければ仕事が出来なくなるわけでなければ、ここでは何も結論は出ないでしょう?それより、体制の変更をするかどうか?もしくは、ネクサスが何をどう言ってくるか考えませんか?」本間も「そうですね。今ここで騒いでもしょうがない。このことが外部に漏れないようにすることと、クライアントに迷惑かからないように、現場に細心の注意を払うべきでしょう。」と・・・
その通りである。耕一は「分かった。皆さん、よろしくお願いします。」と頭を下げた。
しかし、お気づきだろうか?社長を務める耕一の仕事とは一体何なのだろうか?「社長」とは、様々な職種出身者がいるが、とどのつまり何をしているのか本人も全くわからなくなってきているのである。つまり、「見えなくなってきていた・・・」
お昼を過ぎて、3時を回ったころに電話が鳴った。待ち焦がれていた連絡であった。受話器の向こう側でNIFの担当者の山崎が「中澤社長、先日はお時間頂きまして有難うございました。早速ですが、今回の第三者割り当て増資について社内で最終協議した結果ですが・・・・・・・・・・・・誠に残念ですが見送らせていただきます。特にご指摘に値する問題は無かったのですが・・・・申し訳ございません。また、次期のご縁がある際には改めて、お話をお伺いいたします。」
耕一は、凍りついた。これまで、幾度と無くYesかNoかの選択を待たされたり、経営者として陰で嘲笑されたりもしてきた。この年末も差し迫って、なんとも冷酷な仕打ちにも似た言葉であった。耕一は脱力し、椅子に崩れ座った。また、いつもの口の中の渇きがいつもより一層感じる。砂をかむと言うより、熱く焼けた砂が、胃袋から噴出すようである。内線で「悪いが、コーラを買ってきてくれ。それと、経理担当、在社している役員を会議室に集めて欲しい。」と伝えた。その後、耕一は鉛のように重く感じる受話器を取り上げ、大阪のネクサスに電話を入れた。程なくして、山木常務に繋がった。「どうやった?いつ資金が入るって?」耕一は「すみません。今しがた連絡がありまして、断られました。なぜだか判りません。」
暫く沈黙が続いた・・・山木常務が「わかった、こっちでも何かしら状況を確認してみるから・・・」と電話が切れた。
耕一は、会議室で数人の顔を見ながら重苦しい口を開いた。
「本日、増資による資金調達が決定する予定でしたが、残念なことに白紙になりました。」一同は、固まった。瞬きもせず、重苦しい空気の中沈黙が続いた。下田が「社長、今すぐ資金が無ければ仕事が出来なくなるわけでなければ、ここでは何も結論は出ないでしょう?それより、体制の変更をするかどうか?もしくは、ネクサスが何をどう言ってくるか考えませんか?」本間も「そうですね。今ここで騒いでもしょうがない。このことが外部に漏れないようにすることと、クライアントに迷惑かからないように、現場に細心の注意を払うべきでしょう。」と・・・
その通りである。耕一は「分かった。皆さん、よろしくお願いします。」と頭を下げた。
有名な天安門広場である。人民大会堂の写真だが、とにかく広い!車から降りて歩く気が失せた。
しかし、一度は見てみるものである。明らかに欧米とは異なる、文化的歴史を感じた。
これまでは、社長室のロッカーに1週間分の着替えを蓄え、コインランドリーとクリーニング屋で洗濯を済ませ、食事はいつも同じ弁当屋で、煙突のごとくタバコを吸い・・・・深夜は遅くまでビールを飲む生活である。その環境で冴えた思考が働くはずもなく、焦りだけが募るのである。
環境とは、不思議なものである。それは人が作り出すものであるが、人は環境によって育つ。それはまるで、植物のようだ。
大きな鉢植えであれば、土中の根は広がり多く茂る。そして、そのバランスに合わせて幹の太さが決まり、高さも決まってくる。これが、大地に直接、植えれば、大地に根付く根の広がりは無限大となり、後は成長していく過程で、与えられる養分や光・熱・刺激によって、更に鍛えられ未曾有に育つ。これは、一人の人間でも組織でも成長し続けるという事は同じではないだろうか?
日本の市場経済環境、ベンチャー企業にとっての環境、上昇志向で頑張る人間にとっての環境、投資家から見た環境、などなどそれぞれの言い分がある。正論はあるものの、結局は金の支配からは免れない。「もうちょっとで・・・」「なんとか乗り切れるから・・・・」などの呟きは、そのほとんどが金の力で解決できる事が多い。日本的な責任の取り方として「切腹=辞表」というような浪花節的話もよく聞くが、仕事をやめる事ほど無責任な行動はない。誰でも、いつでもやめれるのである。ならば、どうすべきか?
古臭い言い方かもしれないが、とことんまであがいて苦しんで、ぼろぼろになれる勇気があるかどうかである。誰も評価はしてくれないが、決して逃げなければ、最後まで見届ける事ができる、また、何か一つの刺激で変化する瞬間を見る事ができるのである。「責任」の取り方には昨今色々あるが、自問自答してみてはどうだろうか?
そう、耕一もどんなに辛くても逃げてはいけないと肝に銘じていた。逃げるくらいなら、誰かに息の根を止めてもらったほうが本望か。これまで、あるきっかけからこの数ヶ月間、決して自分で作り出す事のできない環境を得て、自身の成長と同時にエイペックスジャパンの拡販を夢見てきた。しかし、一向に流れに乗れない。今にして思えば、それは柔軟性の欠落した思考回路だったのかもしれない。環境の変化に伴い、ユーザー(購入者)側は、これまで以上の情報を得て、購買側が比較検討をする時代である。営業マン主導の「プレゼン営業」は廃れつつあった。というより、エイペックスの事業の拡販方法としては、耕一の営業イメージが貧困だったのである。よって、創造したような結果が出しにくい時代である事に気づくのが遅かった。もっと、市場の環境変化を的確に捉えていけば、販売方法はいくらでも考えられたし、新しい発見も可能だったように思える。
環境とは、不思議なものである。それは人が作り出すものであるが、人は環境によって育つ。それはまるで、植物のようだ。
大きな鉢植えであれば、土中の根は広がり多く茂る。そして、そのバランスに合わせて幹の太さが決まり、高さも決まってくる。これが、大地に直接、植えれば、大地に根付く根の広がりは無限大となり、後は成長していく過程で、与えられる養分や光・熱・刺激によって、更に鍛えられ未曾有に育つ。これは、一人の人間でも組織でも成長し続けるという事は同じではないだろうか?
日本の市場経済環境、ベンチャー企業にとっての環境、上昇志向で頑張る人間にとっての環境、投資家から見た環境、などなどそれぞれの言い分がある。正論はあるものの、結局は金の支配からは免れない。「もうちょっとで・・・」「なんとか乗り切れるから・・・・」などの呟きは、そのほとんどが金の力で解決できる事が多い。日本的な責任の取り方として「切腹=辞表」というような浪花節的話もよく聞くが、仕事をやめる事ほど無責任な行動はない。誰でも、いつでもやめれるのである。ならば、どうすべきか?
古臭い言い方かもしれないが、とことんまであがいて苦しんで、ぼろぼろになれる勇気があるかどうかである。誰も評価はしてくれないが、決して逃げなければ、最後まで見届ける事ができる、また、何か一つの刺激で変化する瞬間を見る事ができるのである。「責任」の取り方には昨今色々あるが、自問自答してみてはどうだろうか?
そう、耕一もどんなに辛くても逃げてはいけないと肝に銘じていた。逃げるくらいなら、誰かに息の根を止めてもらったほうが本望か。これまで、あるきっかけからこの数ヶ月間、決して自分で作り出す事のできない環境を得て、自身の成長と同時にエイペックスジャパンの拡販を夢見てきた。しかし、一向に流れに乗れない。今にして思えば、それは柔軟性の欠落した思考回路だったのかもしれない。環境の変化に伴い、ユーザー(購入者)側は、これまで以上の情報を得て、購買側が比較検討をする時代である。営業マン主導の「プレゼン営業」は廃れつつあった。というより、エイペックスの事業の拡販方法としては、耕一の営業イメージが貧困だったのである。よって、創造したような結果が出しにくい時代である事に気づくのが遅かった。もっと、市場の環境変化を的確に捉えていけば、販売方法はいくらでも考えられたし、新しい発見も可能だったように思える。
幾つにも分けて、お伝えするのは正直まどろっこしいのですが、中国(北京)での代表的な庶民の朝ごはんです。
写真向かって手前の狐色の長いのが揚げパン、写真の奥左からワンタン、おかゆ、
写真右が小さめの肉まんです。
揚げパンは、おいしそうに?みえますが何も味がありません。
ワンタンが、唯一まあまあの味でした。(ただ、すこしくさいかな?)
おかゆは、最悪に不味い。何も味もなく付け合せは、塩かわずかな辛味しかなく、
全くもって食べれなかった。
最後に肉まんですが、まあ、食べれますが基本的に日本の味付けとは異なります。
唯一、食べられたかな?
これらを3人で食べたのですが、なんと15元ほど。(1元=16)
なんともはや、文化の違いですかね????
下記の読み方は、ご存知ですか?1.百力滋
2.百奇
3.可球
4.麦当労
5.肯徳基
答えは、
1.プリッツ
2.ポッキー
3.コロン
4.マクドナルド
5.ケンタッキー
いづれも、中国の街頭で目にした看板である。
ちょっと、興味をそそられる。日本ブランドの商標を
どのように漢字で当てるのか?
話は変わるが、北京で本格的な坦々麺を食べた。その味は、刺激的で忘れられない。
また、機会があれば是非食べたい。・・・
先の大口増資の詰めの段階に入り始めた。連日のように、事業計画を何度もレビューし、いかに「エイペックスジャパンが発展することができるか?」を明確に映し出すためにその思考が移った。今にして思えば、なんとも虚しい話ではあるのだが・・・
リードベンチャーのNIFは、VC連合として、オリックスキャピタル、JAFCOなどを中心として、その下に小ぶりのVCを集め、目標の5億円弱の調達の目処が立ったとの情報を入れてきた。
時を同じくして、金社長から一本の電話がかかってきた。「中澤さん、何とか相談に乗って欲しい。支払いが遅れていることも申し訳ないが、それ以上に資金が不足してなんともならない。何とか力を貸して欲しい。」との話である。耕一は、困惑した。クライアントでもあり、また同じ同期の起業家の知人として、他人事ではなかったからだ。しかし、今の耕一には力を貸すことは出来なかった。これには、PEJも関わっている。耕一はどうすることも出来ないまま、時間が過ぎた。そこへ、あるうわさが耕一の耳に入った。それは、金社長の会社にも10億ほどのVCからの資本が入るとの話であった。
果たして、そんなにうまい話があるものだろうか?金社長の話によると「オリックスキャピタルが是非に・・・」との話である。事の話だけ聞くと「オリックスキャピタルって、ベンチャー企業に寛大なんだな・・・」とも思えた。しかし、現実は180度違ったのである。
そんな中、エイペックスジャパンには5人ほどの来客があった。それは、NIFベンチャーの副社長以下幹部が、最終の意思を伝えるために訪れたのである。耕一は、その意味を事前に知らされて、緊張した。山木常務も同席していた。会議室での最後の言葉は「それでは、明後日に最終のご連絡を差し上げます。」との事だった。耕一は、山木常務と顔を見合わせ、ほっと安堵した目線を交わした。
「これで、現状を打開しつつ更なる営業活動により、事業基盤が再構築できる!」と確信した。
リードベンチャーのNIFは、VC連合として、オリックスキャピタル、JAFCOなどを中心として、その下に小ぶりのVCを集め、目標の5億円弱の調達の目処が立ったとの情報を入れてきた。
時を同じくして、金社長から一本の電話がかかってきた。「中澤さん、何とか相談に乗って欲しい。支払いが遅れていることも申し訳ないが、それ以上に資金が不足してなんともならない。何とか力を貸して欲しい。」との話である。耕一は、困惑した。クライアントでもあり、また同じ同期の起業家の知人として、他人事ではなかったからだ。しかし、今の耕一には力を貸すことは出来なかった。これには、PEJも関わっている。耕一はどうすることも出来ないまま、時間が過ぎた。そこへ、あるうわさが耕一の耳に入った。それは、金社長の会社にも10億ほどのVCからの資本が入るとの話であった。
果たして、そんなにうまい話があるものだろうか?金社長の話によると「オリックスキャピタルが是非に・・・」との話である。事の話だけ聞くと「オリックスキャピタルって、ベンチャー企業に寛大なんだな・・・」とも思えた。しかし、現実は180度違ったのである。
そんな中、エイペックスジャパンには5人ほどの来客があった。それは、NIFベンチャーの副社長以下幹部が、最終の意思を伝えるために訪れたのである。耕一は、その意味を事前に知らされて、緊張した。山木常務も同席していた。会議室での最後の言葉は「それでは、明後日に最終のご連絡を差し上げます。」との事だった。耕一は、山木常務と顔を見合わせ、ほっと安堵した目線を交わした。
「これで、現状を打開しつつ更なる営業活動により、事業基盤が再構築できる!」と確信した。
性別、人種を問わず、ビジネスの起業家とはそういうものなのか?果たして、自分はどうか?色々振り返ってみた。今、自分の置かれている環境は、どうなのか?
日本における資本主義、自由競争は敗戦後であるが、この時代において諸外国とは異なることがいくつかある。戦いを挑むものにとってのハンディ差は無いが、スタートの時点で平等ではない。つまり、全くの無一文から財を成したと言うことはあっても、無一文で商売を成功させたわけではない。
無一文からのスタートの場合は「生きるため」であることが多いが、ビジネスを成功させる場合には、生活があまりかかり過ぎていると冷静な判断がわずかずつではあるが、ブレ始めてくる。それは、資金の不足し始めた新興企業で多く見受けられ、いくつかの傾向性が現れ始める。
困難な状況を乗り切ったケースをうかがうと、トップの強硬な意思と責任感だけで突き進もうとする場合は、多くの場合、「裸体の王様」になっている場合が多いように思われる。
逆に、外からの意見を聞き入れすぎた場合は「操り人形」的になり、責任の所在が不明確になる。この両者を投資家から見た場合、どう映っているのか?投資家から見た場合は、究極は「鵜飼の鵜」として考えている場合が多い。先に、「金に色は無い」とは言うものの、投資家の金は意思がある。
では、経営者として目前にある金をどう扱うか?また企業にとってどうあるべきか?そこは、100人100様であろう。耕一は、常に頭の中から離れないのはこれらのループであった。
事実、自分の意思決定で会社の資金は動かせることが前提ではあったが、投資家の意思を常に入れていかなければならない状況である。前述の「強い意志と責任感を持った、操られ人形」のような感覚を覚えていた。
競争は、自由である。しかし、日本での資本主義原理において、起業家の置かれる立場は非常に厳しいようである。決して、自由な競争とはおよそかけ離れた、見えない何かに支配されている。それは、あるタイミングでどこからとも無く顔を出してくる。気づくと、沼地に足を踏み入れたような感覚を覚えるのである。
マリオネットでの一夜から、2週間が過ぎたころ、山木常務が吉報を持ってきた。それは、先に進めていた第三者割当増資においてリードベンチャーがほぼ決まりそうだと言うことであった。
山木は「中澤さん、5億集めまっせ!」と気を吐いた。耕一は、心なしかほっと安堵した気がした。しかし、経理担当の吉田は「お金が入るまで、安心は出来ません。売上計上では無い以上、そのお金は、架空のものにしか見えません。もし、そのお金を前提として今後の計画を立てた場合、一番怖いのは、入ってこなかった場合です。」厳しい意見ではあるが、もっともである。耕一はこの時はまだ、この言葉の本当の意味を実感するに至っていなかった。
日本における資本主義、自由競争は敗戦後であるが、この時代において諸外国とは異なることがいくつかある。戦いを挑むものにとってのハンディ差は無いが、スタートの時点で平等ではない。つまり、全くの無一文から財を成したと言うことはあっても、無一文で商売を成功させたわけではない。
無一文からのスタートの場合は「生きるため」であることが多いが、ビジネスを成功させる場合には、生活があまりかかり過ぎていると冷静な判断がわずかずつではあるが、ブレ始めてくる。それは、資金の不足し始めた新興企業で多く見受けられ、いくつかの傾向性が現れ始める。
困難な状況を乗り切ったケースをうかがうと、トップの強硬な意思と責任感だけで突き進もうとする場合は、多くの場合、「裸体の王様」になっている場合が多いように思われる。
逆に、外からの意見を聞き入れすぎた場合は「操り人形」的になり、責任の所在が不明確になる。この両者を投資家から見た場合、どう映っているのか?投資家から見た場合は、究極は「鵜飼の鵜」として考えている場合が多い。先に、「金に色は無い」とは言うものの、投資家の金は意思がある。
では、経営者として目前にある金をどう扱うか?また企業にとってどうあるべきか?そこは、100人100様であろう。耕一は、常に頭の中から離れないのはこれらのループであった。
事実、自分の意思決定で会社の資金は動かせることが前提ではあったが、投資家の意思を常に入れていかなければならない状況である。前述の「強い意志と責任感を持った、操られ人形」のような感覚を覚えていた。
競争は、自由である。しかし、日本での資本主義原理において、起業家の置かれる立場は非常に厳しいようである。決して、自由な競争とはおよそかけ離れた、見えない何かに支配されている。それは、あるタイミングでどこからとも無く顔を出してくる。気づくと、沼地に足を踏み入れたような感覚を覚えるのである。
マリオネットでの一夜から、2週間が過ぎたころ、山木常務が吉報を持ってきた。それは、先に進めていた第三者割当増資においてリードベンチャーがほぼ決まりそうだと言うことであった。
山木は「中澤さん、5億集めまっせ!」と気を吐いた。耕一は、心なしかほっと安堵した気がした。しかし、経理担当の吉田は「お金が入るまで、安心は出来ません。売上計上では無い以上、そのお金は、架空のものにしか見えません。もし、そのお金を前提として今後の計画を立てた場合、一番怖いのは、入ってこなかった場合です。」厳しい意見ではあるが、もっともである。耕一はこの時はまだ、この言葉の本当の意味を実感するに至っていなかった。