1999年にアルゼさんよりの登場でした。
花火の大量獲得版・・・というのは大間違い、リール配列もガラッと一新され、筐体上部には「鉢巻リール」が鎮座しておりました。
ゲーム性は、通常時は「テローン」と予告音が鳴れば鉢巻が回りますよ〜という合図。
第一停止、第二停止、第三停止といづれのタイミングでも鉢巻が回る可能性があり、基本的にタイミングが後ろになればなるほどレア役かボーナスの可能性が高まるといった感じ。まぁ第三停止時始動でもはずれもありますけどね。
たまにレバーオン時に鉢巻が回ることもありますが、これは「はずれorボーナス」となります。
①回りっぱなし→第3停止後に当落を告知
②途中ではずれに停止→はずれ
③右回りに始動し「大当り」に停止→ビッグ確定!
だったように記憶しています。
鉢巻リールの停止図柄は「はずれ・一尺玉・三尺玉・青ドン・赤ドン・大当り」となっており、はずれと一尺玉ははずれあり、その他は小役かボーナスとなっていました。
通常時の狙いところは、多分人それぞれですけど私は「バー下段付近」が基本でした。まぁ小役も狙いやすいですしリーチ目もわかりやすかったですからね。
ちなみにこの配列は、その後の台、現行機種だとマッピーなんかにも部分的に取り入れられたりしてますね。
ビッグ中は、レバーオンで鉢巻が左回転すれば15枚役、左に3連ドン狙い、右回転すればJACインとなりました。
リプレイハズシは中・右適当で中段にリプレイテンパイするので、テンパイラインに「バー」をビタ押し。
若しくは、3連ドン狙いでも75%でアシストが効くのでハズシが成功するというものでした。
そして最大獲得枚数は711枚、大量獲得機のまさに「MAX」でしたね。その後小役ゲームを1枚掛けで消化することでMAXを771枚獲得できる機種が登場してきますが、その後も大量獲得の主流は711枚となり771枚はあまり流行らなかったように思います。
この台は私がバイトしていたホールにも導入されまして、それはそれは人気機種となりましてね。連日客つきも絶好調でしたね。
まぁモーニング入れはビッグ確率の悪さもあって苦行でしたけど。モーニングが入る台なんてほとんどが低設定・・・というか1だったわけで、大花火の設定1といえば「1/431」ですからね。ほんといつになったら仕事終わるんだろってくらい当たらないこともしばしばでしたね。11時閉店で閉店作業後の11:30頃から打ち始めて午前1時手前でようやく・・・なんてこともありましたっけ。
とまぁ、仕事で触る機会の多かった大花火ですけど、プライベートではあんまり・・・でして。と言うのも個人的にはB-MAXの方が好みでしてね。花火同様あの「七」図柄がどうにも好きになれませんでしたし。鉢巻リールの演出をキャンセルできなかったりとイマイチ私にはハマりませんでした。
ただ、世間は割と「大花火!大花火!」てな感じで人気上昇していきまして、同じ大量獲得機というジャンルのB-MAXも次第にシェアを奪われていきましてね、その台数を減らして行ったんですよね。
バイトしていた店でも、大花火導入後から半年もしないうちにB-MAXはお役御免となってしまいまして、悲しみのお別れとなったのでありました。周辺の競合店でもB-MAXは次第に姿を消して行ったのでありました。
私から、B-MAXという愛しき台を奪って行った・・・まぁ完全にお門違いな逆恨みなんですけどねw。そんな記憶に残る一台です。