この台は、1999年にIGT Japanからの登場でした。


世は大量獲得機の時代に突入しており、一撃必殺の出玉と高設定が作り出す大量の出玉、その先にある「万枚」という魅力に誰もが夢を見始めていた頃でした。

ただ、大量獲得機にはどうしても「低設定でのボーナス確率の低さ」という弊害がありました。


規定上、設定6での出玉率(機械割)の上限が設定されていることに加え、お店は「利益」を追求して営業をしなければならないので当然っちゃ当然なんですけどね。ビッグ一撃の魅力はありながら「当たらなければどうしようない」わけです。


そんな悩みの解決にIGTが出した一つの案が「Bタイプ」にすることでした。


Bタイプってなんぞや?って、おそらく私と同年代の方々であれば説明不要なんでしょうが一応。

4号機のビッグボーナスは「小役ゲーム」と「JACゲーム」という2つのパートで構成されておりまして、そのJACゲームを何回消化できるか?でAタイプ・Bタイプと分かれておりました。


AタイプであればJACゲームは最大3回。Bタイプであれば最大2回といった具合です。


消化できるJACゲームの回数が少ない=獲得枚数は減る→ボーナス確率は引き上げることができるといった寸法です。


当時、もっとも平均獲得枚数が多かったであろうBーMAXが平均的に600枚前後獲得できたのに対し、エルビスは500枚前後が平均。

そのかわりに、設定1でのビッグ確率はエルビスは1/264に対しBーMAXは1/399。

まぁ、エルビスにはレギュラーが搭載されておりませんので、BーMAXをボーナス合算で1/300程度と考えてもそのボーナス確率の高さというのはやはり際立ったものがありました。


通常時はチェリーだけ取りこぼさないようにしていれば良く、予告音時に黒いエルビス図柄の塊を狙ってレコードが外れたらチャンス・・・といったゲーム性だったと思います。リーチ目として色違い7図柄の一直線が基本。割とボーナス察知は容易だった記憶があります。


この台にレギュラーボーナスはありませんので、ボーナスが確定しましたらそれ即ビッグ確定。

ボーナス中は、黒い塊を左に狙っていればOK、簡単大量獲得でございました。


自分がバイトしていた店もIGTの機種を最低1機種はずーっと導入していましてね、ジョーカーズワイルドやホットペッパー、マッスルトマトにポッパーキングと人気台・・・とはちょっと言い難い機種でも入れていたのにも関わらず、この台の導入を見送ったんですな。

で、他店に導入されるや人気機種となって稼働好調!!なのにそれを見ても何故か我が店には導入されず。いったいIGTの営業マンと何があったのかは分かりませんけど、頑なに店の上層部はこの台には手を出さぬままだったのを良く覚えています。


そんな、他店の賑わいと自店で閑古鳥の鳴く寂しいポッパーキング・マッスルトマト兄弟と共に思い出に残る一台でございました。