この台は、1998年にサミーさんからの登場でした。
「大量獲得機」「CT機」「多ライン機」といった、4号機・・・というかパチスロに新しいゲーム性がもたらされることになったこの頃、その「大量獲得機」の先陣を切って登場したのが本機でした。
ビッグ1回の出玉がそれまでの4号機では、おおむね380枚~420枚といったところだったわけですが、この台では平均で480枚程度、上手くすれば500枚オーバー、等価ならビッグ一撃で1万円という夢のような出玉を得られることができました。
通常時は、上にチェリーのついた黒7を上段付近に狙って、「上段黒7テンパイ」になれば下段で鈴(リプレイ)がテンパイしているので、小役が外れたらリーチ目となりました。個人的にはそればっかり狙ってましたね、一番フラグ察知が早かったと思います。
その他には、各リールに配置された「2連図柄」がありましたので、それが確か枠内に2個登場したら「ニコニコリーチ目」という名前だったでしょうか?ボーナスフラグ成立のサインだったような記憶があります。
ただ、個人的にはリール制御のせいなのか、あまりそれで察知できる頻度が高くなかったような記憶があります、なので黒7狙いに最終的には行きついたと記憶しています。
見事ビッグに当選しましたらリプレイハズシ、この台は「順押し」と「変則押し」でJACインの組み合わせの優先度が変わるという仕組みを採用していまして、
順押し →小槌・小槌・BARの組み合わせ優先
変則押し→鈴揃い優先
となっていました。なので、ハズシ自体は、順押しで小槌がテンパイしたら、右リールにBARを引き込めない位置(2連福の神を目安に)で押せばハズシ完了。なので余裕は「12コマ」といったところで、ハズシ自体は超簡単。
それよりも注意点は、ビッグ中はチェリーが「7枚役」になり角停止で14枚払い出しになるのでそれを取りこぼさないこと。ハズシよりもそちらの方が大切でした。
ちなみに、誤って変則押しをしてしまうと、JACイン時には鈴テンパイになってしまうため、左リールで黒7の下にある山図柄をビタ押しする必要があります。なので、この台はビッグ中は変則押しはなんのメリットもないというちょっと変わり種な台でしたね。
この台は、初の大量獲得機ということでなかなかの設置がありまして、バイト先の近隣店も良く導入していました。何故か私のバイトしていた店はあまりサミー系を入れない傾向にありましたので、入りませんでしたけど。
その話題性とビッグ一撃の出玉で人気機種となったんですけどね・・・やはり「A600」というカテゴリの割に、500枚を超える頻度もそこまで高くなかったことから、割と人気に陰りが見えるのも早かったような気がします。
そんな折に、B-MAXが登場し大花火が登場し・・・と「本当に600枚出る機種」の登場とともに姿を少しずつ消して行きましたね。
個人的にも話題性につられて打ちましたが、重いビッグ確率と得られる出玉量のバランスが満足いかなかったのと、当時のサミー筐体の操作性、特にストップボタンの硬さが好きじゃなかったのもあって打つ頻度は少なくなっていったのでございます。
そんな大量獲得機という新たなジャンルのパイオニアでありながら、人気的にはちょっと可哀そうな末路を辿った一台でございました。
ではまた!