10月末に日本に一時帰国した際に飛行機の中で数値化の鬼という
本を読んだ。要点をまとめたい。
・何でもまずは数値に置き換えろ(→感情ではなく冷静に判断できる)
・最初は質より量。量をこなすことを最優先にする
・アップだけでなくダウンも加味して数値をみろ。
・変数を動かせ。自分にコントロールできることにフォーカスしろ
・数値管理は脅迫ではなく、足りない部分を見極め改善に繋げるため
これまでも基本的には数値で物事を判断してきたが、見るべきポイントは
変数という部分は刺さった。変数と変数ではない部分を切り分けないと
無駄なことに頭を悩ませることになる。変数とは自分でコントロールできる
部分のこと。
アドラー心理学で「相手の考えは変えられない。自分が変わるしかない」というのと
本質的には同じだ。だが、問題は「何が変数になるか」だ。
例えば今のベトナム生活に置き換えたい。
<変数でないもの(自分で変えられないもの)>
・日本人には受け入れられないベトナム人の性格・習慣
・日常生活でのベトナムローカルルール
・社員や妻・子供の行動(広い意味でのマネジメンはできるが行動決定はできない)
・お金の使い方(自由に使うことはできない)
<変数>
・自分のベトナム語のレベル
・1日の時間の使い方(仕事は特に自由な時間が多い)
・自己の健康管理
・友達付き合い
こう見ると、一般の人からすると変数を動かせば、かなり豊かになれそうな
ファクターがあることがわかる。
要は、ベトナム生活をより豊かにするために
①ベトナム語力を上げ、1人で行動できるようにし
②友人関係を広げ、GoOutしていき、知見を広げ、経験する
③健康管理をして、②と合わせて趣味(サッカー)も充実
④事業運営責任者として、マネジメンしながらビジネス力も上げる
ができるし、それができるかは他者によらず、「自分次第」ということだ。
なんてことだ。要は自分次第なんじゃないか。これに気づくのにベトナムにきて
5年かかった。①~④はどれも同時並行が必要だが、①は全てのことの大元になる。
結局コツコツ積み上げていかなくてはならない。マラソンのような持久戦だが
途中で止めてはならない。
変数を動かせ。そこにファーカスしろ!