いよいよ明日から そしてザッポス伝説 | No Border 生きる。ベトナムで。

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いよいよ明日から内定先でのインターンが始まります。
インターンといっても、限りなく正社員並みに働くことを
要求されるため、明日から新社会人というイメージです。

4日程前に、研究室もほぼ全日程終了(まだ最後の謝恩会という
イベントがあります)し、ここ数日少し一息ついていました。

PCスキルの習得や、ネット広告に関する情報収集をして勉強したり
買ったけど読んでいなかった本を読んだりしてゆっくり過ごしていました。

読んだ本の中では、ザッポス伝説
が印象的でした。
ザッポス創業者のトニー・シェイがいちから組織を創り上げていく過程の中で
特に重視したのがカルチャーでした。
本書にはこれでもか!というくらい組織におけるカルチャーの重要性が
書かれています。

利益も大事ですが、そこで働く従業員が同じベクトルで一丸となり厳しい状況でも
幸せに働くことができる環境がザッポスにはあり、結果、顧客を満足(本書では
「ワオ!と驚かす」と表現されています)させることができる企業に成長したのだと
感じました。

全ての企業にカルチャーは必要不可欠ですが、特に小さい組織にとって非常に(最もと
言ってもいいかもしれない)大事なファクターです。
なぜなら、小さい組織は大きい組織に比べ、不安定であることが多く今日はとくにそうですが
経済状況の悪化などにより簡単に潰される可能性もあります。
そんな不確かな環境の中で従業員は何を求めて働くのか?給料?福利厚生?
僕は”カルチャー”や”ミッション”だと思うのです。

自分が働く組織が目指しているゴールはどこか?そのゴールを目指し、荒波を進む船に共に
乗る覚悟はあるか?小さい組織ほど意識すべき点だと思います。

かくゆう僕も、「日本の素晴らしさをもっと世界に」という目標があり
内定先のミッション(Satisfaction guranteed すべてのビジネスに付加価値を
つけられるような、ブランドによる差別化を生み出す事)
に共感したのが選考を受けたきっかけです。

ちなみにザッポスのコア・バリューは以下の通りです。

1.サービスを通じて,WOW(驚嘆)を届けよう。
2.変化を受け入れ,その原動力となろう。
3.楽しさと,ちょっと変わったことをクリエイトしよう。
4.間違いを恐れず,創造的で,オープン・マインドでいこう。
5.成長と学びを追求しよう。
6.コミュニケーションを通じて,オープンで正直な人間関係を構築しよう。
7.チーム・家族精神を育てよう。
8.限りあるところから,より大きな成果を生み出そう。
9.情熱と強い意思を持とう。
10.謙虚でいよう。


また、内定先のミッションステートメントは以下の通りです。

・当たり前の事を当たり前にやれるようになれ。
・目先にとらわれず、長期の満足を勝ち取る我慢を忘れるな。
・顧客によって異なる満足を見つけ、少しでいい、その満足を必ず達成せよ。
・インターネットをプラットフォームに、既存メディアを押し上げよ。
・ポジティブな思考があれば必ず道は開ける。その試練はそれを超えるために
 与えられたと考えよ。
・差別化されているかどうかは主観的ではいけない。客観的でなければならない。
・個人より組織で評価される会社でなければ意味がない。
・ファンを作れ。勝ち組の回りには必ず大勢のファンがいる。
・猿マネではダメだ。自分の色に変えてこそベストプラクティスと呼べる。
・仕事はやれる時にやればいい。ただしその時は一生懸命・真剣でなければならない。
・会社にとって利益は、人でいう心のようなもの。満たされていなければ他のことが
 考えられない。
・良薬口に苦し。苦しみはその人の悪い所を治すもの。そして苦しみは乗り越えられる
 者にしかやってこない。

※http://www.s1o.jp/about/philosophy.htmlより抜粋

僕が特に好きなのが
ファンを作れ。勝ち組の回りには必ず大勢のファンがいる。
です。
一見、ファンを作れというと自己中心的にもみえますが、実はなによりお客様を大切にして
いるからこそファンが増える、それが結果として利益につながりまたファンが増え勝ち組に
なる、と僕は解釈しています。
この典型が、ザッポスであり他社でいえばAppleとなるわけです。


ついに明日からインターンが始まりますが、その前にザッポス伝説を読んで良かったと思います。
ザッポスのように周りから「あの会社はカルチャーが根付いてる」と言われるように
僕もカルチャーを共に創る側(既にあるカルチャーに乗っかるのではなく)としての意識を
持ち全力でがむしゃらにがんばりたいと思います!!