立場における言葉の重さ、を考えさせられます。
丞相として蜀国を治め主君を補佐する時は
「そこまで謙遜されなくても」ってくらい謙虚で
部下に対して礼儀正しく誠実にあたる孔明先生

一方で、敵を前にしたら容赦なく
言葉だけで相手を死に追い詰めるほど。

でも、だからといって誰も
「普段はあんなに謙虚なのに!?」って
人格を疑うことはありません。
主君に対して傲慢だったり
部下に対して高圧的だったら
「何様!?」って思われるし
敵に対して腰が低ければ
「命懸けで戦うのに勝つ気なし!?」
って思われてしまい
不戦敗色濃厚に。
それと同じで
戦の無い現代でも
一国の丞相じゃなくても
一人の人間として
自分の言葉と立場に責任を持って
発言するようにしたいものです。
孔明先生曰:
権力の大きさとは
待遇ではなく
責任の重さに比例するものである―
これこそが1800年もの間
政治家として
一人の人間として
多くの人の心に生き続けてきた
孔明先生の
偉大さの所以なのかもしれませんね。
