中国歯科医院で死亡事故 1日で23本の抜歯と14本のインプラント手術 | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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先月、中国浙江省金華市(きんかし)の歯医者で起こった死亡事故について中国メディアは信じられない事件当時の様子を報じています。中国メディア・海報新聞(9月4日)は先月14日、同市内の歯医者で抜歯をしていた男性が口内の痛みを訴えた後、心肺停止となり死亡する事故が発生していたと報じています。

現在、調査を行っている現地衛生健康局によると、死亡した男性はこの日、23本の歯を抜歯し12本のインプラント手術を受けていたことがわかっています。専門家からは「1日に何本まで抜歯するかは具体的な規定があるわけではないが、20本以上の抜歯はあまりにも多すぎる」とのコメントも寄せられています。



衛生健康局は抜歯をする前に患者の健康状態の確認を行っていたのかなど病院側に対し調査を行っています。中国ではこの数年で、インプラント需要が高まりの傾向にある一方、高額な治療費のため一部の歯科病院にとっては大きな収入源となっていました。

1日に23本の抜歯を行い14本のインプラント手術を行なった今回の歯科医院もこうした患者の健康を顧みない無理な治療を行っていたのでしょうか。