中国で人気沸騰中のスシロー 現地で期限切れ食材使用の告発 | 周来友 オフィシャルブログ

周来友 オフィシャルブログ

中国出身のジャーナリスト、タレント。
公式ホームページ:http://zhoulaiyou.jp

昨年8月に行われた福島第1原発の処理水海洋放出について、中国側は日本側から詳しい説明を受けていなかったとして処理水を「核汚染水」という言葉で非難してきました。日本からの海鮮物について輸入規制を続ける中国ですが、一般市民の寿司人気はますます高まりを見せています。

回転寿司大手「スシロー」は今年8月、北京市内で北京1号店をオープン。中国産海鮮物を利用していることもあり、連日多くの市民が行列を成していることが報じられています。こうした一方、ネット上でアルバイトによる不正行為について暴露される事件も発生しています。



香港メディア・東網(9月5日)は中国のSNS上で、アルバイトとしてスシローの深圳店で働いていたと名乗るアカウントが、期限切れの食材を使用していたと告発を行ったことから、スシローに対して批判の声が殺到していることを報じています。

告発を行ったアカウントには、店舗側の責任者が利益を確保するため、長期に渡り期限切れの食材を使っていたと主張し、この告発を見たネットユーザーの中には現地市場管理当局はスシロー側への調査を開始しています。  

日本の飲食店への人気ぶりが高まる中で起こった今回の事件。信頼回復には更に多くの時間を要することになりそうです。