経済発展が進み中国ではペットを飼う世帯が急増しています。さらに、若者世代では経済的プレッシャーから未婚を選択する人も増えており、精神的な拠り所としてペットを飼う人が増えています。中国国内でペットとして飼われる犬・猫の飼育数は1億匹を超えています。一方、ペットを利用した悪徳ビジネスの被害も増加しています。
中国メディア・法治日報(3月23日)は、ペットの無料譲渡業者から犬猫を引き取った人たちが、高額なローンを組まされている実態について報じています。
中国ではこの数年、「犬猫の無料譲渡」と称したペットショップが増加しています。実際にこうした無料譲渡で猫をもらったという女性によると、業者は譲渡の際に、エサなどのペット用品を毎月郵送するため月1万円近くのローンを24ヶ月間組まされたと言うのです。
中国メディアは「無償譲渡」と宣伝しているが、実態はペット用品を名目にしたペットのローン販売であると指摘しています。また、ペットが亡くなった後もこうしたローンを払い続ける人たちが多く裁判トラブルにもなっていると伝えています。