中国メディア・新浪財経(6月6日)は、一部の受験生やその保護者の間で「頭が良くなる薬」なるものが流行しているとして危険性を報じています。「頭が良くなる薬」として流通しているのが、覚せい作用のある向精神薬「リタリン」、中枢神経刺激薬「アデロール」、精神刺激薬「モダフィニル」なのです。
いずれも医師の処方が必要な医薬品で、乱用すれば大脳神経や中枢神経へのダメージも大きいことが知られています。中国では毎年、高校受験や大学受験のシーズンになると、SNS上で「頭が良くなる薬」と称し、こうした医薬品を違法販売する者が後を絶ちません。中国メディアは、インドなどで製造された医薬品が業者によって中国に密輸され、中国国内のネットで違法に販売されていると指摘しています。