中国の動物園でトラ・ライオンが大量死 劣悪な飼育環境を指摘する声も | 周来友 オフィシャルブログ

周来友 オフィシャルブログ

中国出身のジャーナリスト、タレント。
公式ホームページ:http://zhoulaiyou.jp

中国の動物園を巡り度々報じられる動物への虐待事件。今回、中国安徽省阜陽市(ふようし)の民営動物園では、トラやライオンなどが大量死していたことが分かり、中国当局が調査を開始したことを報じています。





中国国営メディア・CCTV(5月13日)は、阜陽市内にある阜陽野生動物園で、中国原産のアムールトラ20頭、アフリカライオン2頭、キリン3頭が死亡していたことを報じています。この動物園は2021年5月に営業を開始し、入場料は52元(約1000円)でした。

この動物園のネット上の評価には、「動物の池は緑に変色し異様な悪臭がしていた」「動物たちの毛は抜け落ち痩せこけており、木の皮を食べていた」など劣悪な環境で飼育されていたことを証言する投稿も確認されています。一方、動物園側は急激な気温の変化で動物が対応出来なかったと説明しています。中国メディアは地元当局が現在、野生動物の保護違反の容疑で関係者を取り調べていることを報じています。