謎の中国古代文明・三星堆を巡り逮捕者 | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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古来より数多くの文明が誕生してきた中国。その中でも、現代に渡り多くの謎を残しているのが夏王朝(かおうちょう)と三星堆(さんせいたい)文明です。特に、三星堆文明は1920年代に初めて遺跡が発見され、その後も現在まで毎年のように新たな文化財が発見され公表されてきました。








金や青銅器、玉石器、象牙などで作られた細やかな細工が施された文化財の数々は、三星堆文明が3000年以上前から世界と交易を行っていた可能性を示すもので、更には神獣や宇宙人を連想させる文化財も発見されており、世界中の注目を集めています。


そんな三星堆文明を巡り、逮捕者も出ていることが報じられています。香港メディア・東網(5月11日)は、湖南省の警察当局が三星堆文明を巡りデマを拡散したとして男を逮捕したことを伝えています。逮捕された男は、自身のSNSで「三星堆遺跡から青銅で出来たUFOが発見された」と自身で創作した写真を投稿していました。警察は男の行為が、社会秩序を乱し社会に悪影響を与えたとして逮捕したのです。


今回の報道に中国のネット上では、「未確認飛行物体や未確認生命体のデマは毎日のように投稿されているのに三星堆遺跡のデマは逮捕までされる。何かおかしい」「宇宙人のような顔をした青銅は実際に発見されている。宇宙人と三星堆文明が交流していたと信じている人は少なくないはずだ」などの声が寄せられています。中国の歴史教科書にも大きな影響を与えると言われる三星堆文明。その謎が解明される日はやってくるのでしょうか。