中国は世界的に見ても、違法薬物の販売や性犯罪について特に厳しい刑期が言い渡されることが特徴で、今回上海市では11歳の女児に性的暴行を加えた男の裁判が行われ、殺人事件と同等の厳しい判決が下されています。
中国メディア・環球時報(4月24日)は、上海市内の裁判所で行われた未成年者への強姦・わいせつの罪に問われた男の裁判について報じています。被告の男は、当時交際相手の女性の娘で11歳だった少女に対し、性的暴行を加えその犯行の様子を撮影する事件を起こしていました。
上海の裁判所は男の犯行が極めて卑劣だとして男に対し、懲役16年の有罪判決を下しました。殺人罪と同等の極めて厳しい判決となり、ネット上では裁判所の判決を支持する声が多く寄せられています。さらに、裁判所は被害者の女児に対し、メンタルケアに掛かる費用を行政が負担することも命じる初のケースとなりました。