追徴課税という形で幕を降ろしましたファン・ビンビンの脱税事件。今回ファン・ビンビンは実刑判決を受けずにすみました。
その一方で、中国芸能界にはびこっていた、いわゆる“陰陽契約(二重契約)”について、税務局の職員が責任を追求される事態となっています。
今回の事件を受け、中国国家税務総局は、担当をしていた無錫市税務局の「管理が不十分」だったとして、同局局長の長丁源を訓告処分、幹部の李青と鐘小新を行政記録処分とするなど、計5名の幹部に行政処分を言い渡したのです。
さらに国家税務総局は、各省の税務局に対し「芸能界での税収に関する調査チーム」を創設し、今回のような脱税行為が行われていないか改めて調査するよう指示しました。また芸能界に対しても、脱税行為をしていた者は年内中に名乗り出るよう通達を出しました。
中国芸能界では、日本でも名の通った有名女優にも脱税の疑惑がかかっており、今後当局が彼らをどう処分していくのかに注目が集まっています。年越しまでに中国芸能界にもう一波乱起きるかもしれません。