こんにちはー!ジョンぐるです!
英検1級ホルダーになってからの新生活をお届けする今回のシリーズ、今日が最終回です🌸
この数週間、おつきあいありがとうございました♪
シメは私の読書📚状況の紹介でいこーと思います。
実は児童文学が好きで、イギリスの作家ジョージ・マクドナルドの物語を、原文で読もうと思ったのが、大人になってから英語の勉強を再開したきっかけでした。
ちいさいロッタちゃんとか、ムーミンとか、モモとか、子供の本って、ヨーロッパでたくさん生まれてきたんですよ。
英語の勉強が楽しすぎて、そっちが目的になってしまい、結局マクドナルドはデザートとして保存されてますが。
洋書は、子供向けの物語を中心に読んでいます。
一番最初に挑戦したのが、洋書入門の代表みたいに言われてる児童書、ルイス・サッカーの『穴』。
もともと日本語訳の単行本を持っているくらい好きだったので、ちょうどいいかと。
無実の罪で捕まったさえない少年が、最終的に事件を解明して、運命もひっくり返してしまう、成長の物語です。
英検2級くらいで読めるってことに世間ではなってるようですが、ふつうに難しかったです!ぜんぜん苦労しました💧
物語独特の表現もありますし、文法にのっとってないこともありますしね。
越前俊弥さんって、ダビンチ・コードを翻訳された、翻訳家の方なんですよ。
『越前俊弥の日本人なら必ず誤訳する英文』など、訳し方の教本をたくさん出されてて、洋書を読めるようになりたかったら、すごく強い味方になってくれます!
アマゾンのレビューに、偉そうすぎるって怒ってる方がいらっしゃったので、
だってこっち、教えてもらう方なんだから(笑)
と思ったんですが。
練習問題をやってみたら、心がボロボロになりました。
本のオビにも「英語自慢の鼻をへし折る!」なんて書いてありますしねー。
鼻どころか、頭蓋骨ごと粉砕される勢いですよ。
なめるなよ的な感じで容赦なくシゴかれるので、廃人になりかけました。
でも、こんな深手こそエクスタシー。
翻訳学校なんて行く予定もない私には、もう荒神様🔥です。
これからもトコトン修行をつけてもらう覚悟です。
越前先生の練習問題では、自分と同じくらいの英語力の方も同じように間違えてるそうなので、実は正しく訳すって、すごく難易度高いことなのかもと。
簡単に洋書が読めるって言う派の方は、たぶん、わからなかったところを気にせずに、スピードをもって読み進められるタイプなんですね。
どうも読書スタイルには、クオリティー型と、スピード型があるみたいです。
ちょうど『穴』の姉妹本の『歩く』を、最近読みました。
相変わらず、逐一ひっかかって苦労してます。
けど。原文で読む方が臨場感があって楽しいと、洋書を読むたび感じるんですよ。
例えば、『歩く』の1シーン。
寒いのに場違いに薄着してるって、彼女に突っ込まれた主人公は、日本語版では、
「きみもかなり熱くなってない?」
って返事をし、彼女は「目をくるっと回して、笑顔をみせ」るだけなんです。
つまんない会話してるなーと思ってました。
服装くらいでカッカするなよって返したので、彼女がくりくりの瞳を輝かせて、べつに怒ってないよーと笑ったのかなと。
けど原文で読んでみると、主人公が
"You're pretty hot too.”
「君がセクシー(hot)だから、オレたち寒くても平気だろ♪」みたいなカッコつけたセリフでごまかしてて、
"She rolled her eyes but smiled."
彼女は目ん玉だけぐるっと空の方に向け、呆れてた表情を主人公に見せた。でもじつはニッコリしてる。
って、活き活きした映像が浮かんで見えたんです。
もちろん翻訳家さんは私とはレベル違いのはずなので。確認チームもいるかもですしね。
私の思い違いの可能性は大。
それか、アナ雪の Let it go みたいに、日本人になじみやすい内容にわざと変えることがあるのかもです。
けどなんであれ。
作者の描いたものを、じかに読んで自分で想像できるのはお得です♪
英語の語順が日本語の語順と違う点だけでも、日本語に置き換えないでいられる方が、勢いを失わないで伝わる感じ。
例えば、
襲われて気絶した彼女が「目を開けた」→ ぼんやりとある人の「顔がみえてきた」→ その顔をじっとのぞきこむ人の様子は…、
と、順を追って日本語で説明されるような文も、
"Kaira opened her eyes to see the blurry image of Fred looking down at her."
(カイラが目を開けた時、その目に映るのは、自分を見下ろしているフレッドのかすんだ姿)
と同時性をもった表現なので、一気に迫ってくるんです。
訳ではなくて、最初から日本語で書かれた物語だったなら、日本語の長所を活かすぜんぜん別の表現になってたのかも。
そうそう。
洋書と言えば以前から、アダルト小説💋がだんぜん吸収力あって勉強に効果的と聞いてたので、もちろん試してます。
で。
superpower(超大国)って、なんのことなんですかね??
超巨大なイチモツのことなのか、たくましい体力(パワー)のことなのか、いまでもナゾのまま解決していません。
基本、うなり声と隠語で紙面がいっぱいだったので、のび太くらいわかりませんでした。
こういうのは辞書も助けてくれないので、沖にひとり流される状態。
誰だよ、勉強になるって言ったのは??
おお。それで。
僕は然るべきときが来るまで童貞を守り続けるつもりです。
(I intend to preserve my virginity until the appropriate time comes.)
という、例文ですよ。
マーク・ピーターセンというアメリカ生まれの先生の本からで、「べき」を表現する英語は必ずしも should ではないということをまじめに示してます。
このセンスにシンパシーを覚えました。
越前先生と同じく有名人なのでご存知かも。とっても読みやすい英語学習のための本を出されてるんですよ。
日本人が学校で習う英語を間違えだらけだと訂正して、細かい点まできっちり改めてくれるんです。
常識だったことがひっくり返って、混乱していた英文法が、もう一気に秩序だつ感じ!
図書館にあったので、一時期夢中でそればっかり読んでましたが、素晴らしすぎて買いそろえました。
日本文学がホントに好きだそうで、専門家なんですよ。
日本語も私なんかゴミくらい美しくて高尚✨
私にはあんまり理解できなかった国文学も、異文化の方の視線で語られると魅力的で不思議です。
最近どんな本をどんなふうに読んでたかは、こんな感じです。
英検受験時代にお世話になった植田一三先生のシリーズも、忘れてませんよ!
いつでも難しい単語や文章をやりたくなったタイミングで、大活躍の予定♪
☆ ☆ ☆
以上デス。
これが力量みたいで、ダラダラと内容のない話ばかりですみませんでした💧
けど。
ブログをずっとほったらかしていた間も、読んでくださったみなさんに、ご挨拶にこれてよかったです。
お話させてもらって楽しかったです。
それにこんな民意から乖離してそうな私のおしゃべりに、今回もとっても温かいアクセスをありがとうございました💛
英語の勉強を始めたおかげで、だんだんいろんな国の方と知り合え、交流の機会に恵まれるようになってます。
日本の世界観の中にいる時は、変わり者の私は輪を乱していないかって、おどおどしがちなんですけど。
いろんな国の人と一緒にいられると、みんなで地球の一員って感じで楽しいです。
異文化を通すと、はみだしても自分は日本人だという、故郷の手ごたえのようなものも感じます。
学生の頃、ギリシャ生まれの小泉八雲のエッセイに出会って衝撃だったんですよ。
日本の空気が霞んでるのは、亡くなったご先祖様の魂が溶けて守っているからって書いてあって。
信心深くはない私でも、これは確かに日本で、いま実際に触れている桃源郷だと。
漠然と感じてる日本が、形を持って目に見えるような。
英語を通して出会える方々も、すごく刺激的です。
日本人なんてほとんどいない国から来られたのに、母国で日本人並みの日本語を習得しておられたり。数か国語を平気で操れっておられたり。
すごい人たちが普通にいすぎて、もはや尊敬の念が心地いいです✨
一層自分を未熟に思う一方で、もっともっと勉強したくなるし、どんどん楽しくもなる、無限ループ。
あ。
こんな私でも、英語レベル標準値のダンナさんには、ペラペラに見えるそうなので。
私のせいで、私の教材もヘボいという誤解があっては申し訳ないので、ちょっと差しはさんでみました。
話せなくて悶絶してた英検面接のころを思い出すと、それなりに進歩したかもです。
私の目にはペラペラでしかない日本人の先輩方でも、さっきのわからなかったって共有してくれたりして。
ペラペラの先輩方も、天才外国人の方も、みんなたぶん、自分の中ではいつも勉強中なんだと思います。
勉強できるって、幸せ🎵
やっぱり言葉が好きだし、コミュニケーションが楽しいです。
こんな毎日を続けさせてくれる、家族と日本に感謝です。
偏屈なブログですが、ヒマつぶしのお相手にでもなってたら嬉しいです。
私と同じように独学される方と、つながっていたらいいなとも、思ってます。
今後の生活や勉強方法は、しばらく変わらないと思うので、ブログに戻ってこれるかどうかはわからないですが。
ぼちぼち主婦と、英語の勉強を絶賛楽しんでますので、どうぞご心配なさらずに♪
これからときどき、みなさまのブログにも遊びに行かせてもらいたいので、楽しみです!
それでは。
私のリアル、愛すべき地味な生活にどっぷり戻っとこうと思います。
センキュウ!