美麗なのや、地味なのや | zojurasのブログ

世界の昆虫展のいろいろな蝶を紹介。

ツマベニチョウの標本。

 

これだけ集まると、壮観です。

アポロチョウ類

 

アポロウスバシロチョウとも呼ばれ、日本のウスバシロチョウに近縁となります。

南米産のトンボマダラや、ウラモジタテハ類

南米は蝶の宝庫です。

同じく南米のスカシジャノメ類

 

ホントに透けた翅で、シロチョウとかではありません。

そのジャノメチョウに割と近いとも云われるフクロウチョウ類。

 

ひっくり返せばフクロウに見えると云いますが、はて?

タイヨウモルフォと、アオタイヨウモルフォ。

 

タイヨウモルフォは綺麗なのは云うまでも無いですが、アオタイヨウモルフォの方がモルフォチョウらしいから、なんか違和感もあったりします。

南米のキオビアゲハ類。

ミイロタイマイ類。

 

元々美しい事で定評がある蝶達ですが、これだけいると・・・・・。

ベニモンアゲハ類の標本。

 

毒蝶であり、ジャコウアゲハ類にも近縁です。

前に載せたウスバツバメガや、以前出したアゲハモドキのように、蝶のような姿をした蛾と、蝶類の比較。

 

どっちが蝶で、どっちが蛾なのか判らなくなる?

メガネトリバネアゲハ

ゴライアスもいました。

ブラジルフクロウチョウ Caligo brasiliensis 

節足動物門 昆虫網 麟翅目 フクロウチョウ科

名前通りブラジルとその周辺に生息するフクロウチョウの一種で、茶色い裏翅の後翅にあるフクロウチョウ特有の目玉模様が目立つが、前翅が黒いブルーがかった瑠璃色で、その縁付近に波状の黄色い模様が出てくるのが特徴。開長は16cm近くに達する。

他のフクロウチョウ類と同じく、夕暮れ近くや、夜間に飛翔し、目玉模様が捕食者への威嚇効果があると云われるが、定かではない。 

成虫は腐った果実などに集まる。幼虫はバナナやサトウキビ科などの農産物の葉を食い荒らす場合もあり、害虫となる事もある。

タイヨウモルフォ Morpho hecuba 

節足動物門 昆虫網 麟翅目 タテハチョウ科

モルフォチョウ類のみならず、南米産の蝶類及び、タテハチョウとしても最大級で、開長20cm近くにも達する。

金属光沢のような青色が多いモルフォチョウ類の中ではオレンジと白という艶やかな配色が特徴で、英語でも「Sunset Morpho(夕焼けのようなモルフォ)」とも呼ばれ、その色彩は数Km先からも見えると云われる程鮮やかな色彩で知られる。

ブラジル産亜種の M.h.obidonus  と、ペルー産原名亜種の M.h.hecuba に分かれ(標本個体はブラジル産obidonus) に分かれ、ブラジル亜種のobidonusには、翅の裏にある三つの大きな目玉模様の一番前にあるのが、原名亜種では目立たないのに対し、大きく目立つ事が特徴となる。

飛翔性も強く、美しさに似合わないスピードで飛ぶ。幼虫はマメ科植物を食べて成長し、成虫は腐った果実などに集まる。