『ユリシーズの星雲』 演出 大関雅幸 脚本 山崎晴哉   | zojurasのブログ

宇宙海賊キャプテンハーロック40周年記念第28話

 

ハーロックの徹底した抗戦に手を焼いた女王ラフレシアは、地球よりまゆを誘拐し、ユリシーズ星雲へ隠してしまった。

 

戦闘か?救出か?に悩んだハーロックは、一切を船の意志に任せた。そしてアルカディア号は、ユリシーズ星雲へ艦首を向けた。

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誰が決めた訳でもなく、アルカディア号が独りでに向かったユリシーズ星雲、そこにまゆが居るはずだとハーロックは確信していました。
 
 
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アルカディア号が訪れた人間の星、しかし、その名前が付いていても、名前ほど人間が住んでいる訳でもない場所で、取り敢えず、地球から移住した人間達が住んでいる、ユリシーズ星雲の中では人間が居住できるといった程度の星でした。
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地球の熱帯の島々と海のような温暖な環境に住んでいたのは、ハーロックの事を「息子」と呼ぶアイン博士(CV:北川国彦)を長とする家族達で、全員地球人でした。
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アイン博士とその一家のもてなしを受け、しばしくつろいだハーロック達ですが、まゆ探索という重要な目的を忘れた訳ではなく、翌日になってあちこちを調査にかかりましたが、どこにもまゆどころか、マゾーンの姿さえ見かけませんでした。
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焦りと時間ばかりが募っていく中で、アルカディア号との音信が不通になってしまいます。しかし、戻る手段が無い中、ハーロック達は帆掛け船で海を渡って戻ろうとします。
 
星の果てを俺は流離う 人は俺を呼ぶ
 
キャプテンハーロック キャプテンハーロック 
 
髑髏の旗を掲げ
 
明日の無い海で 命ある限り 自由に生きる
 
俺の旗の下で 俺の旗の下で 俺は自由に生きる
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しかし、そこへ襲ってきたのは突然の嵐でした。空が快晴だったのに、いきなりの暴風雨と大嵐は、自然に起こるはずがないものでした。その大嵐に揉まれながらも、ハーロック達は命からがらアルカディア号に辿り着くことに成功します。
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調査では海底にある気象コントロール装置、それがこの星の環境を急変させ、嵐を起こさせたという事から、アルカディア号は大嵐の中海中へ潜航し、この星の気象を操っている巨大コントロール装置を見つけ出し、衝角で体当たりして粉砕した事で、ようやく嵐が止みました。
 
しかし、この猛嵐によって、地上では殆どの人間が死に絶えてしまいました。その中にはアイン博士の息子夫婦のロメオとマリアも含まれていました。そのアイン博士の行方を探索していると、地上の地下洞窟にまだコントロール装置のようなものがある事で入って見ると、そこにはマゾーン工作員ミユ(CV:つかせのりこ)と、アイン博士が居ました。
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事の真相はアイン博士にミユが云うとおりにしてハーロック達を始末しないと、孫のイカルとビーナの命は無いと脅されていた為でした。星の人々が皆殺しにされてしまった事と、自らの研究がマゾーンに悪用されてしまった事に激しく後悔する博士にミユの銃口が火を吹き、ミユは台羽正に射殺されましたが、博士もまた致命傷を受けていました。
 
アイン博士「科学を棄てきれなかった・・・・・それがこんな事に使われて、本当に無念だ・・・・・・・。」
 
殆どの人が死に絶えてしまった人間の星でしたが、ハーロックには残ったイカルとビーナがこの星に残って、また新しい星にするのだと力強く決意してくれたのが救いでした。
 
正「キャプテン、良いのですか?あの2人だけにしておいて・・・・・・。」
螢「心配です、まだ小さいあの子達だけで・・・・・・。」
ハーロック「信じるのだ、あの2人なら出来ると。人類は・・・・・たった2人から始まったのだ。」
イカルまた来て下さいね、ハーロック!さようなら~!!
 
人間の星に、二人の未来を残し、アルカディア号は次の目的地へと向かった。
 
まゆを求めて、果てしない暗黒の宇宙へ。
 
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ユリシーズ星雲の虹の星では、脱走したマゾーン市民達が隠れ住んでいた。
 
台羽正は、彼女達をマゾーンの追っ手から救う為に、アルカディア号を呼び寄せた。しかし・・・・・・!?
 
宇宙海賊キャプテンハーロック
 
「虹の星の死闘」をお楽しみに!