Prosopocoilus Giraffa  | zojurasのブログ

皆様お待ちかね!というモンでも無いでしょうが、クワガタの中でもメジャーなモンの樹脂標本を紹介。

なのです。

ギラファノコギリクワガタ Prosopocoilus Giraffa 

節足動物門 昆虫網 鞘翅目 クワガタムシ科

ノコギリクワガタ類の最大種で、大型のオスの体長は100mmを超え、メスの大きさも50mm内外となる。特にフィリピン産亜種のDaisukeiでは、最大体長55mmを超え、世界のノコギリクワガタのメスとしても最大となる。

9種類の亜種に分かれ、インドやネパール、マレー半島にかけて産する原名亜種 P・G・Giraffa(タイリクギラファ) の他に、南インド産の胸部突起が大きくなるP・G・Nilgiriensis(ニルギリスギラファ) ジャワ島、スラウェシ島産の顎がやや短く太くなるP・G・Nishiyamai(ニシヤマギラファ) サンギール諸島産の大顎が太いP・G・Nishikawai(ニシカワギラファ) チモール産の赤みが強く、9亜種中最小で100mmに達する事が稀なP・G・Timorensis(チモールギラファ) フィリピンネグロス島、シブヤン島産の光沢があり、内歯の発達が悪くなるP・G・ Daisukei(ダイスケギラファ、ネグロスギラファ) と、DaisukeiとKeisukeiの特徴を混ぜ合わせたようなルソン島、ミンドロ島に住むP・G・Makitai(マキタイギラファ) 大型化するフローレス島産のP・G・Keisukei(ケイスケギラファ)、 ジャワやスマトラに住む大顎湾曲が弱いP・G・Borobudur(ボロブドゥールギラファ、スマトラギラファ) に分けられ、特にKesukeiは、体長は最大121mm、Daisukeiも119mmとなり、世界のクワガタムシの中では体長が最も長くなるが、身体の大きさや厚みと力では、オオヒラタクワガタ類や、アルケスツヤクワガタなどに負ける。

日本語では「キバナガノコギリクワガタ」、「オオキバノコギリクワガタ」とも呼ぶが、学名の「Giraffa」とはキリンの「Giraffe」を意味するものとなり、闘争本能も強いが、その華奢にも見える大顎は見かけだけであまり挟む力は強くなく、基部の内歯に他種の顎や角が挟まった場合には、切断する力を発揮する場合もあるが、長すぎる大顎で相手をすくい上げたり、近寄らせない戦法を是とする事がメインとなり、大顎の威力や身体の力では、他の同サイズのクワガタムシや、大型のカブトムシ相手には見劣りする部分がある。

ノコギリクワガタの仲間では最も寿命も長く、一年半ほどで成虫になった後も、成虫で1年半近く生きる事もあり、飼育も容易である事に加え、世界最大種の一つでもある事から人気が高いが、日本には主にKeisukeiがメインに輸入され、他の亜種はやや高価か、入手困難となっている。

 

 

長崎バイオパークで買ったフローレス島産ギラファのP・GGiraffa

ファンには悪いのですが、わたしゃギラファってのはあんまし好きな虫では無いです。

長すぎる大顎がカッコイイとは思わなかったし、元がノコなので、パワーと重量感ではオオクワやヒラタに及ばず、格好良さとスタイルではミヤマに及ばず・・・という具合に、図体がデカイだけであんまし魅力的な虫には見えなかったのでありました。

 

長さだけなら確かに世界一でしょうが、ワチキにとって、世界一の巨大クワガタは、オオヒラタクワガタ類と、アルケス、インターメディアブルマイスター、エラフスホソアカや、ユダイクスミヤマといったミヤマ系統の方だと思うのです。

こちらは小型個体

始め見た時、「これは見た事ないノコではないか!」と期待したのですが、知り合いの虫屋に見せたら、「これは中型のギラファじゃないか?」と云われ、確かめて見ると、そうだと判り、「なんでえ、ギラファかよお・・・」とイマイチ期待を裏切る虫だというイメージもあったりします。

はじめはミルメコレオ Prosopocoilus Miymecoleon かと思ったら、ギラファだった事で、ガッカリ感倍増。

一見するとギラファだとは判りません。

しかし、これでもギラファ・・・・・・・。

大型と小型の比較

カッコだけで云っても、ハッキリ云って、日本のノコの方がずっとカコヨイと思います。

 

ノコ系統のクワガタでデカくてカッコヨイ奴は、マンディブラリスフタマタクワガタや、ウェストウッディオオシカクワガタ位(同じく見かけ倒しで弱いけど)なモンではなかろうか?と個人的には思います。